日本山岳協会 自然保護常任委員研修会の報告 2008

p20080628ginryo.jpg
p20080628youraku.jpg
 日本山岳協会自然保護常任会が2008年6/28-29(土日)に尾瀬で実施されました。尾瀬保護財団と尾瀬林業の格別な協力をいただき、参加者30名が研修をしてきました。
 28日は1969年から行われている荒廃したあやめ平の湿原回復状況を見てまわりました。回復にはミタケスゲという、種の収穫が多く、蒔いた後に成長しても他の植物の生育を邪魔しない植物が選ばれていました。現在ではほぼ緑の回復は進んだものの、引き続き作業を行っていく必要性を感じました。
 29日は熱帯低気圧のため雨となりましたが、熊と人間の共生のために作られた高柱木道を「熊は通るのかしら」と覗いて見ました。また、昨日開通した東電橋を渡りました。研修会では環境保全の思いを新たにして終了しました。

投稿:猪狩
写真:ギンリョウソウ、ガクウラジロヨウラク

参考:
→ ミタケスゲ from oNLINE植物アルバム