花の北岳へ行ってきました。日山協 自然保護委員会の研修会

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北岳へ行ってきました。
7月3日深夜、飯田橋のおでんや「川端」前を貸切マイクロバスで出発。
総勢12名。
日本山岳協会自然保護委員会の2009年研修会です。

4日早朝 広河原着。土砂降りの雨。
しかし、山の端に雲が上昇しており、そのうち止む事が予感される。
暫くして雨は上がったものの うすぐもり。
登りは大樺沢を詰め 頂上直下を下って北岳山荘泊。
大樺沢の雪渓は例年に無く積雪が多く 八本歯のコルまでピッケルとアイゼンの世界でした。

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5日朝 天候はまたもや風雨混じり。
北岳頂上に着いた頃から回復に向かい、肩の小屋の広場から甲斐駒ヶ岳が一瞬姿を見せました。
下りは草すべり 白根御池経由で広河原へ下山。

頂上附近のお花畑には、キタダケソウ、エ−デルワイス、ハクサンイチゲ等
高山植物が風に揺られて可憐に咲いていました。
夏の北岳は、まさに花の山ですね。 

投稿: 徳永邦光
写真:小高   キタダケソウ、大樺沢の雪渓

御前山カタクリパトロール 2009年度 報告

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東京の奥多摩御前山にて、今年も4月18~26日および5月10日の10日間(4月25日は悪天候のため中止)、カタクリパトロールを実施しました。

 

カタクリ保護や沢水の汚染問題をアピールしながら、山のマナーや山岳トイレ問題を聴くアンケート等の自然保護啓もう活動を行いました。行政からも高い評価を得今年も自然保護委員に加えて「日山協・自然保護指導員」の協力も得て、延べ90人の参加する大きな行事になりました。

 本年も引続き山渓環境賞受賞の事業として「惣岳山・大ダワ分岐周辺のカタクリ群生地」に保護ロープや看板を設置、また来年以降他コースにも保護柵を増設するための情報収集も行いました。
 御前山のカタクリは温暖化の影響か開花時期が「変動(今年は早まる)する」傾向があり、分布高度も上っているように見受けられます。今後の推移を注視したいと思います。

 皆様のご協力に心より御礼申し上げると共に、引き続くご協力をお願い申し上げます。

投稿: 小高

アンケートの結果は、別途掲載します。

巻機山景観保全ボランティアの参加者募集 2009年の紹介

●2009年巻機山ボランティア活動のご案内

 巻機山景観保全ボランティアーズが主催する、2009年の巻機山の景観保全活動についてご紹介します。
巻機山の美しい景観を取り戻すために、是非、ご参加ください。

1.夏季活動  8月22日(土)〜8月25日(火)
  作業は種子採取、植生復元等
  集合22日(避難小屋前13時)、23,24日(避難小屋前7時30分、13時)

2.秋季活動  9月18日(金)〜9月20日(日)
  作業は種子採取、植生復元等
  集合18日(避難小屋前13時)、19日(避難小屋前8時、13時)

●問い合わせ、申し込み、詳細はこちら
巻機山景観保全ボランティアーズ
http://www.asahi-net.or.jp/~vj3m-yki/makihatatop/makihatatop.html

電話042-592-9903 松本清(代表)まで

●岡田、渡邉は秋の活動(9/19〜20)に参加予定です。
参加希望の方は岡田まで連絡ください。

投稿:岡田

2009年秋 紅葉の奥多摩ハイキングと自然観察会のご案内 [終了]

紅葉の奥多摩ハイキングと自然観察会(2009年 秋)
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 錦秋の奥多摩、あきる野丘陵をハイキングしながら自然や山野草、地形などを観察します。
 春に歩いた同じコースの花や木々は、冬を迎える準備をして秋にはどのようになるのでしょうか?
 丘陵の自然の爽やかな冷気に触れて、地球とは?自然とは?なぜ紅葉するのか?、森林の重要性や生態系などの自然環境保全について考える楽しい一日です。
 初めて参加される方にも楽しめるように写真入の説明パネルを用意して解説します。ミニハイキング教室や山岳写真講座も予定しています。
 終着点の秋川河畔では秋の味覚「キノコ汁」を用意しています。小学生は無料です。ご家族でもご参加ください。

主催 (公社)東京都山岳連盟 自然保護委員会
期日 2009年11月15日(日)
集合 JR五日市線 武蔵増戸駅前 午前9時 (雨天決行、コースを変更します)
参加費 一般参加の方  2,000円 (保険料、資料代、キノコ汁など)
    都岳連加盟の方 1,500円
定員 50名(定員になり次第締め切ります)
コース 武蔵増戸駅 → 弁天山 → 網代城山 → 秋川河畔(キノコ汁)
解散 午後3時頃予定(お帰りは武蔵五日市駅から)
持ち物 昼食、飴や菓子、食器、雨具、軽い防寒具、軍手など
    ハイキングスタイルでご参加ください。軽登山靴かトレッキングシューズ推奨。
参加申し込み
  申し込みの締め切りは、11月9日(月)まで
  東京都山岳連盟 事務局に電話かメールで申し込みの上、参加費を郵便振替で振り込んでください。
  電話 03-3526-2550(月~金の13時~17時)
  〒101-0048 東京都千代田区神田司町2-10 パークサイド7ビル 2F※移転後
  申し込み後に「秋の観察会」と書いて参加費をお振込みください。
    郵便振り替口座番号 00130-9-317605
    振込先名称    (社)東京都山岳連盟

 

イベントへの協力のご案内: 自然保護指導員の方へ 2009年[終了]

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2009年度は、希望する人数に達しましたので締め切らせていただきました。
自然保護指導員の皆様のご協力に感謝いたします。

都岳連自然保護委員会が一般の参加者を対象に実施するイベントについて、この運営ご協力いただける都岳連所属の自然保護指導員の方を若干名募集いたします。

(1)2009年春の自然観察会

日時  2009年 4月29日(祝)自然観察会

観察会の班に入っていただき、一緒に主催者側として行動していただける自然保護指導員を若干名募集いたします。先着順を原則として依頼いたします。
希望される方は→自然保護委員会HPからご連絡をお願いいたします。

(2)高尾山クリーンハイク

日時  2009年 6月8(日)クリーンハイク:高尾山の1日

当日編成する参加者の班に入っていただき、参加者の助言などをしてサポートしていただける自然保護指導員を募集します。希望される方は腕章を持参の上、当日お申し出ください。

(3)2009年秋の自然観察会

日時  2009年 11月15日(日)自然観察会

観察会の班に入っていただき、一緒に主催者側として行動していただける自然保護指導員を若干名募集いたします。先着順を原則として依頼いたします。
希望される方は→自然保護委員会HPからご連絡をお願いいたします。

雲取山調査山行 2009年夏編

雲取山定点調査山行 2009/07/11-12(土、日)

 前週4-5日の日山協自然保護常任委員北岳研修会の筋肉痛も未だ癒されないうちに雲取山調査山行が実施された。
 登りは昨夏と同じ大ダワ林道コースだが、今年は途中崩壊による車両通行止めも無く機動力を最大限に発揮し、前年比2時間の歩程短縮となる。

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 天気は時々薄日の差す程度で木々の枝葉も生茂り夏場にはもってこいの山行、下界では湿度が90%だがコースは大雲取谷からの吹き上げる風が心地良かった。
  10時の歩行開始から30分地点で高さ約2.5mの植物保護フェンスが張り巡らされていた。景観的には今ひとつだがフェンス内の植物は守られているようである。証拠にフェンス前までは偶蹄目の足跡が多数見られたがそこから先の草木は元気に育っていた。
 大ダワ手前のスズタケ群は更新中で完全に枯れてシオジ、クマシデ、ミズナラの大木が根元まではっきりと見渡せる静かな林である。コメツガ、カラマツの新緑の香りが素晴らしい。
 熊穴窪で水質調査CODと大腸菌検査を行う。落葉が多いためかCODはやや高めだが大腸菌は検出されなかった。
 13:05雲取山荘到着、日帰り出来る時刻だが小屋前で充分時間を掛けて野鳥観察、ツツドリ、カケス、ホトトギス、ウグイス、ヒタキ類が今を盛りと囀っている。
 翌朝、雲取山荘主の新井信太郎氏より樹木の寿命、生命力、自然界の不思議、野生鳥獣の生態、山小屋のトイレ事情など拝聴。その一例、山や林が荒れるのは昔のように炭や薪を取るため定期的に伐採しなくなったから、木には充分再生能力がある。鹿の食害は確かに増えた、小屋の前に栽培したヤナギランまで食べに来る。5年間禁猟になった熊も60年間で実際に目撃したのはたったの3回だけ、熊も餌の少ない山の中より食料たっぷりの人里を好むようだ、など々。
 今回心に残ったご主人の「60年、山に居てもわかんねえ事ばかり」なんと謙虚なお言葉か。早朝気温11℃の1時間の講義では身も心も引き締まる思いがした。

参加委員: 小高、小原、小林、山根  その他参加者4名、計8名
投稿:山根
写真:小原  雲取山山頂付近とマルバダケブキ、 水質検査の様子

参考:マルバダケブキ、メタカラコウ属[oNLINE 植物アルバム]

富士山写真展を観てきました。

「日本の心 富士山展」(於 FUJIFILMSQUARE)を観てきました。

毎年、登山者数が増加している富士山。日本人の心、富士山の美しさや歴史を改めて見直してみるのはいかがでしょうか。
7月29日(水)まで。 無料。

http://fujifilmsquare.jp/detail/09070401.html

※このリンクはイベントの終了で動かなくなります。

終了後の FUJIFILMSQUAREは → http://fujifilmsquare.jp/

投稿:は