11月22日、快晴無風の穏やかな日和の中、委員4名で恒例の水質調査が行われました。境橋バス停へ下山する数組の登山客とすれ違う程度の静かな連休の初日、奥多摩都民の森(体験の森)活動の広場~上流~湧水~避難小屋~カラマツの広場を観察しながら回りました。紅葉は終わっている所と、まさに今色づいている所とが斑で、避難小屋の前には20日の降雪の名残りも見られ、確実な季節の移ろいが感じられました。
シロヤシオの登山道沿い、湧水の手前、避難小屋至近、カラマツの広場のシバグリの木に新旧含めて12本のクマ棚を確認ました。これまで小屋や登山道近くでクマ棚を見かけたことはなかったので驚きました。
湧水のセンサーカメラはニホンジカのメスやオス、イノシシの親子に加え、何度もクマの姿を捉えています。冬を前に活発に活動をしている様子で注意が必要です。
水質の測定値は、CODが駐車場以外依然として高い数値が継続しており、上流では伝導率の値も高く、これらは毎月ほぼ同じ傾向です。湧水では今月も水の採取が困難で、水たまりの上澄みを採取して検査しました。
避難小屋の屋根には風向・風力等を計測するためか、計測機器が設置されていました。
記事:小高