社)日山協 自然保護指導員 新規申請手続きのご案内 2011年 [終了]

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 東京都山岳連盟では、社)日本山岳協会の「自然保護指導員」規定に基づき自然保護指導員の認定申請を取り扱っております。本年も、次の要項で自然保護指導員の募集と認定講習会を行います。
 加盟団体からのご推薦、山岳環境保護に関心のある個人会員の皆様のご応募をお待ちしております。
 都岳連自然保護委員会では、御前山のカタクリパトロール・水質調査、雲取山での定点観測・トイレ調査や春・秋の自然観察会、高尾山クリーンハイクなどの自然を守る活動を定期的、継続的に推進しております。自然保護指導員の皆さまにもいくつかの活動にご協力をいただいております。

1.  応募条件と人数
 これらの条件を満たす方。
  (1)東京都山岳連盟加盟団体の会員、または都岳連個人会員であること。
  (2)入山日数が多く山岳環境の保護・保全活動を自覚的に実行できること。
  (3)実地、および机上講習会を受講できること。
 定員: 20人 (定員になり次第締め切りますので、早めにお申し込みください)

2.  講習会
 (1)実地講習会
 7月3日(日) 9:30から16:30を予定 雨天決行
 集合:  JR五日市線 武蔵増戸駅前 9:00
 場所:  あきる野市 横沢入 (天候により変更あり)
 研修内容:自然保護指導員の基礎知識、地理・地勢など
 (2)机上講習会
 11月26日(土) 午前中を予定
 場所:  国立オリンピック記念青少年総合センターを予定
 研修内容:自然保護指導員の基礎知識などを予定

 なお、講習会への参加が日程上難しい方には講習を別途準備いたしますので、お申し出下さい。

3.  講習および認定費用等
 講習会費用は 5,500円(資料代、講師料、保険代等)
 また、指導員認定登録手続きに、4,500円が別途必要となります。(腕章、証明書発行費用、推薦事務費として)
 認定証明書は、2012年4月1日から5年間有効です。

4.  申し込み方法
(1)申し込みの期間
 5月24(火)から6月25(土)
 都岳連事務局に電話かメールで予約の上、申請書の郵送と講習会費をお振り込みください。

(2)申請書に必要事項を記入の上、都岳連事務局にご郵送ください。

(3)講習会費を郵便振替でお振込みください。
 「自然保護指導員 新規認定講習会受講費」と明記し、5,500円をお振込みください。
 郵便振替 口座番号 00130-9-317605番、口座名義 社団法人東京都山岳連盟

5.問合わせ・申し込み窓口
 〒101-0048 東京都千代田区神田司町2-10 パークサイド7ビル 2F※移転後
 社)東京都山岳連盟 事務局
 電話: 03-3526-2550(月曜から金曜の13時から17時)
 Eメール: jimu@togakuren.com

長い目で見ると植物は変わる :委員のつぶやきコラム

80年生きて、地球の大自然を見て来た。地球の大自然を簡単に、人間の力では変えることは出来ない。又、地球温暖化と言う言葉も良く使われる。暑い年や、寒い年はあるけれど、地球の赤道近くは50℃近くになり、北極・南極はマイナス50℃近くにもなり、約100℃の差の中で、人間・動物・植物は生きている。2千万年古い化石を見るとき、相当の数の絶滅した動植物もあり、現在も絶滅危惧にさらされている動植物の現状がある。

60年以上、山を歩いていると、山の植物は変わって来ている。カタクリや笹が消えたり、フキが消えているようなことが多く見られる。植物は連作を嫌うからでしょうか。畑でカタクリ粉を生産していた農家は、日本で一軒もなくなった。笹の葉などを製薬会社に出していた農家も、数十年毎に場所を変えているようだ。植物は連作を嫌う為に、その畑の土壌を変えてやらなければならいので、耕したり、肥料を与えたり、畑を移転させたりする。又、植物によっては、自ら蔓を延ばして移動していく。

何もせず、じっと見守って行くことも、自然保護のひとつかと思うが、大切にしていく事を考えるのも自然保護のひとつと思います。

野本秀旺

春の自然観察会の実施報告 (2011/5/15実施) 新緑の里山ハイク

「新緑の里山ハイキングと自然観察」  弁天山・網代城山コース  あきる野市五日市

5月15日(日)の観察会は天気にも恵まれて心地よい風と緑の中でのハイキングになりました。

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天気は晴、JR五日市線の武蔵増戸駅前へ午前9時に参加者が集まる。受付で資料を受け取り、スタッフと共に駅から7分程の観察会のスタート地点になる山田大橋の下、秋川川畔の広場へ集合する。
開会式では、主催者を代表して西山自然保護委員会委員長の挨拶、本日の予定、講師紹介、各班のスタッフを紹介し、参加者の班分けをする。班毎に自己紹介、ストレッチなどをして出発。(9時25分)

網代公民館前からコースに入ると小さな谷地田がある。貴志島神社の鳥居から参道の山道を登る。神社の前を通り、奥の院の洞窟前へ到着。藤井講師の話を聞いて洞窟の中を見学。ひとしきり登り弁天山の頂上へ到着して眺望を楽しむ。
急降して鞍部から急登する。山ツツジ、ウツギ類の花が見られる。
城山の頂上で昼食。藤井講師から「断層、地震など」の話を聞く。ハナイカダの花も見られジャケツイバラのトゲに皆が感心する。急降して高尾の集落から道路へ出る。

小峰公園で休憩をしながら、五日市警察署の山岳救助隊員でもある渡邊警部補からの「山の事故防止について」、宮崎委員からの「山の写真の写し方」の話を聞く。

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 廣徳寺へ寄り、秋川川畔の東屋、やまぼうしに到着。山菜汁と山菜天ぷらを賞味して15時過ぎに無事終了した。
 短い時間であったが、参加の皆さん方は満足の様子でした。

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また、帰りに希望者は近くの畑でノラボウという菜を摘んでお土産にしました。

参加者 40名

担当: 森谷(CL)、小原(SL)
講師: 自然保護委員会委員により実施している
[地質・地勢]藤井、
[植物]椎名、大島、徳永、西山、猪狩、山根、渡邊、新村、宮崎、野口、福田、菊池、笠松、石井
料理班:小高、小林、西川、天野、野歩路会(酒匂、鈴木)

投稿:森谷

カタクリパトロール 2011報告

 2011年度の自然保護委員会恒例行事、奥多摩御前山カタクリパトロールは、4月16日にカタクリ保護柵を設置、以降25日までパトロールと携帯トイレのPR活動やアンケート、5月8日に保護柵を撤収して一連の活動を無事終了しました。
 57名(延べ103名)の方々にご協力を頂きました。心から感謝申し上げます。

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 今年はここ数年続いた暖冬傾向とは様相を異にし、奥多摩も積雪が多かったことや春先の寒さもあって開花時期が予想よりも大幅に遅れ、また、その後のお天気も概して低温に推移したため花の期間が長いように感じられました。パトロール最終日にも今を盛りと咲いたカタクリの花が多く見られ、撤収の手も休みがちになったほど開花予想の難しさを改めて痛感しました。
  また、カタクリの絶対数の減少、生育場所の高度化、林床部への移動に伴い、保護柵設置場所選定にも試行錯誤を重ねていますが、今年は一昨年より実施した御前避難小屋から大ダワ方面を更に強化、新たに惣岳山頂から奥多摩湖側や体験の森カラマツの広場周辺にも保護柵を延ばしました。
  来年以降は大きな片葉が多数見られた湯久保尾根方面にも伸長を検討したいと思います。そのような次第で、特に設置日・撤収日のマンパワー不足が予想されます。来期以降の各位の更なる協力をお願いする次第です。
 
 パトロールに際して登山者の皆様から頂いたアンケートについては現在集計中。この季節の御前山に登る登山者の傾向、携帯トイレの普及状況、登山コ-スの人の流れ等々、貴重なデータになると思います。これまで蓄積されたアンケート結果とともに、今後の山岳環境保全活動に活かしたいと思います。
 本当にありがとうございました。

小高 令子

写真: 小高、森谷

情報を伝えて自然保護の広がりを願う :委員のつぶやきコラム

p20110430cactus.jpg子供の頃にサボテンを買ってから何本も腐らせたが、これが絶滅危惧種とは後に知った。変わった形のものほど希少で、生育環境にこだわる。マダガスカルなどの原産地では農地化や園芸家向けの採取で激減していると聞く。
希少で生育環境を選ぶことでは山で出会った高山植物も似ている。レジャーや撮影での生育地への侵入や販売目的の盗掘も似ている。
状況が理解できれば影響の少ない行動がとられると思う。高尾山の清掃登山から入った自然保護委員会で、仕事で慣れたインターネットを活かして情報を共有し、協調者が増えることを願っている。

野口

写真: 日本で購入できるサボテン
参考: Red Data Book (imagesタブに写真がある)https://www.iucnredlist.org/

高尾山のクリーンハイクのご案内 2011年度 [終了]

セッコクの花咲く高尾山クリ−ンハイキングのご案内 (2011年度) [終了]

p20100606inamori.jpg 新緑の高尾山で登山道の清掃ハイキングとセッコクの花の観賞を行います。
 ゴミの無い、花と緑の美しい山。自然環境保全活動の裾野を一緒に広げていきましょう。

実施日  2011年6月5日(日)世界環境Day 雨天決行
集合   京王線 高尾山口駅前 午前9時
     (東京都山岳連盟の青い旗が目印です)
申し込み 不要、集合場所に直接お集まりください。
     受け付け時に主催者負担で1日有効の傷害保険に加入します。
参加費  無料
持ち物  昼食、水、雨具、軍手、ゴミばさみなど
     日帰りハイキングのスタイルで参加してください。
解散   午後1時ごろ、高尾山山頂で感謝状を差し上げて解散になります。
主催   (公社)東京都山岳連盟 自然保護委員会
問い合わせ
     (公社)東京都山岳連盟 事務局へ電話かメールでお願いいたします。
      Tel: 03-3526-2550(月から金曜日の13時 – 17時)
      E-mail: ※都岳連事務局宛に

 6月は全国環境月間です。当委員会では、国連が定めた6月5日の世界環境デーに一番近い6月第一日曜日に、この企画を20年近くも続けています。毎年、多くの方が参加してくださいます。
 この時期は、杉の木などに着生するランの「セッコク」の花が美しく咲いていて参加した皆さんが楽しまれています。双眼鏡か望遠鏡があればよく見えます。この他に、シャガ、ジャケツイバラ、サイハイランなどの花も見られます。
 気象やハイキングなどの話もあります。お友達、ご家族で、お一人でもお気軽にご参加ください。
 なお、多人数の団体での参加の方は予め都岳連事務局にお申し出下さい。

写真:  イナモリソウの花

カタクリの保護柵、ロープの設置をしました

カタクリパトロールの初日の4月16日、ハイカーなどがカタクリの自生地に踏み込まないようにカタクリ保護柵、ロープの設置をしました。

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カタクリは一週間から10日位遅れているようです。
月夜見から、大ダワ方面、避難小屋近辺、御前山頂上の尾根などでは出ている葉は少なく、花もつぼみが少し見られた状態でした。体験の森のカラマツ広場の周辺も同じような状態でした。ただ、奥多摩湖へのコースにはカタクリが多く開花していたようです。 
トチの木広場の周辺ではハシリドコロが少し大きくなり、上の方では芽がようやく出た状態です。アズマイチゲの花が見られました。植物を観測している地点ではコバイケソウがようやく芽を出していました。

記事:森谷、 写真:森谷、宮崎

自然保護委員会について

 近年の急激な地球温暖化などにより、氷河は急速に細り、北極海では氷の減少で白熊が生息できなくなり、南太平洋の島国ツバルは海面下に沈むそうです。46億年前に誕生した地球は、わずか260年前の産業革命以降に急激に、私たちの存在する基盤である自然環境を破壊する道を歩んでいるそうです。
 温暖化対策の重要課題であるCO2削減では、日本の削減目標の半分を森林による吸収としていますが、この森林は山岳丘陵地帯を覆って守っています。一方で、世界でも稀少な日本の山岳森林には、人間や動物の行為により容易に荒廃するという脆弱性があります。
 自然を活動フィールドとしたスポーツ、文化活動である登山やハイキングでは、自然からの恩恵を享受すると共に、その自然を後世に引き継ぐことが重要です。私たちは、あらゆる場面で、自然環境への悪影響や干渉を最小限にする行動規範を身につけ、広げてゆきたいものです。
 自然保護委員会は、公益社団法人 東京都山岳連盟の専門委員会のひとつで、都岳連の山に関する自然保護活動を担うと共に、自然の重要な役割と保護を広く市民にアピールしています。
 委員会を毎月開き、約30名の委員が具体的な活動内容を決めています。山の美化、フィールドの情報収集、カタクリの保護、定期的な水質などの調査、自然保護指導員の育成、自然観察会を通じての社会・市民の意識向上など多様な活動を行っています。
 また、委員会の活動と並行して、委員個人としても尾瀬の湿原の復元や監視巡回、巻機山や丹沢での登山道の整備やお花畑の回復、五日市の里山保全などを行っています。
 委員の得意や関心などを原点に微力ながら「継続は力なり」を合言葉に、自然環境保全の活動の一端を担っています。

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境環境基本法や自然公園法など環問題の理解に :委員のつぶやきコラム

近年の地球環境は年ごとに悪化しています。
環境に関する法律は、ひと昔前から比べれば条約、条例、法律と多岐にわたって制定される様になりました。司法試験の中に環境法が選択科目のひとつになっているという事実は近年の環境保護運動の成果ではないでしょうか。
環境基本法、森林法、自然公園法、景観法、水質、大気、騒音、化学物質、リサイクル法、ラムサール条約、モントリオール議定書などなど、多岐にわたっていますが、これらのことを少しでも勉強しなければと考えて居ります。指導員の皆さま方にも是非、時間を作り、関心ある分野を勉強して頂ければ、環境問題の一端を理解する手助けにもなると思います。

西山

2011年春 新緑の奥多摩ハイキングと自然観察会のご案内 [終了]

新緑の里山ハイキングと自然観察会 (2011年 春)  [終了]

p20090429yamabkso.jpg新緑のあきる野丘陵でハイキングを楽しみながら歴史を知り、里山の春の自然や山野草の観察をします。終点の秋川河畔ではスタッフ手作りの旬の山菜てんぷらと山菜汁を味わいます。

主催  (公社)東京都山岳連盟 自然保護委員会
期日  2011年 5月15(日)
集合  JR五日市線 武蔵増戸駅前 AM 9時 雨天決行(コースを変更)
参加費 2,000円(保険料、資料代、山菜汁、山野草の天ぷらなど)
    都岳連の会員は1,500円 小学生以下は無料
定員  60名(定員になり次第締め切ります)
コース 初心者向き
    武蔵増戸駅→ 弁天山→ 網代城山→ 秋川河畔
解散  15時頃 秋川河畔解散予定(お帰りは武蔵五日市駅から)
持ち物 昼食、水筒、飴などの行動食、食器、箸、雨具、軍手など
    ハイキングスタイルでご参加ください。
    軽登山靴かトレッキングシューズを推奨します。

申し込みと問い合わせ
   (公社)東京都山岳連盟 事務局へ電話か、メールでお願いいたします。
    参加者の決定:参加費の入金後に確定します。
    申し込みの締め切りは、5月10日(火)です。
    Tel: 03-3526-2550(月から金曜日の13時から17時)
    Eメール:
都岳連事務局宛へ

    〒101-0048 東京都千代田区神田司町2-10 パークサイド7ビル 2F※移転後

申し込み後に「春の自然観察会」と書いて参加費をお振込みください。
    郵便振り替口座番号 00130-9-317605
    振込先名称    (社)東京都山岳連盟

新緑と山の花などの自然を十分に楽しみ、自然環境保全についても考えてみたいと思います。ミニハイキング講座などもあります。ご家族でもご参加ください。スタッフ一同お待ちしております。

カタクリパトロール隊員の募集(2011年度) [終了]

カタクリパトロールへのご協力者の募集(2011年度) [終了]

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 社)東京都山岳連盟自然保護委員会ではカタクリの群生で知られる御前山でカタクリ保護のパトロールを実施しています。
 開花まで7年もの年月をかけるカタクリを心ないハイカーや盗掘から守り、また沢水の汚染を訴え、山のマナーや山岳トイレ対策などの普及、啓発活動がその目的です。
 今年も自然保護指導員や山岳環境問題に関心のある方のカタクリパトロールへのご協力をお願いいたします。

期 間  4月16日(土)〜24日(日)、および5月8日(日)

    4月16日は保護柵の設置、5月8日は撤去日です。特に多くの方の参加をお願いいたします。

集 合  平日: JR武蔵五日市駅 9時、 土・日・祝日: 同 8時
         5月8日(日)は9時です。

コース  月夜見第2駐車場〜御前山

持ち物  ザック・軍手・ゴミはさみ、行動食、通常のハイキングスタイルでご参加下さい。特に初日と最終日は荷物が多いので、大きめなザックでお願いいたします。

申し込み 4月2日までに、次の連絡内容を下記宛にFAX、または
メール
して下さい。
    自然保護委員会事務局   FAX ※現在使用していません
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    携帯電話では、右のQRcodeから連絡先メールアドレスが読み込めます。

※なお、都岳連加盟団体から広く募集すること、車の乗車定員の制約などから、ご参加いただく期日を調整をさせて頂く場合がありますのでご留意ください。

—- 連絡内容 ここから—-
希望日
氏名
住所
年齢
所属団体(あれば)
電話・携帯
FAX
メールアドレス
—- 連絡内容 ここまで—-

※ご記入頂いた個人情報は、自然保護委員会で責任を持って管理させて頂き、カタクリパトロール以外の目的で使用することはありません。

◎東京都山岳連盟自然保護委員会では、毎年4月中旬にカタクリパトロールを実施しています。この永年の活動が認められ、平成15年には山と渓谷社より「山岳環境B賞」が授与されました。

自然保護と環境保全について :委員のつぶやきコラム

自然保護と環境保全について
これらは度々申し上げて参りましたが、今尚、区別が一般化されていない様ですので(例えば岳連通信2010年第1号巻頭言)この際、申し上げる事としました。
「自然保護」とは、人間以外の諸生物(植物・動物・菌類)及び一部無機物としての自然物(岩石・鉱物)の本来のままで保存する事で、人による破壊から守る事です。
「環境保全」とは、人間を中心とした生活圏の確保・保全(大気汚染・騒音・振動)で、両者には重複点が多くあるから、実状では判然としない場合も多い。
私達の活動も、現状では重複している事が多く、こうやって理屈を述べ理論的に分類して、自然保護に類する事だけを活動すると云う訳ではないが、これらの点をよく理解した上で、行動してゆくべきだと思います。
新村 貞男

高尾山の氷の花シモバシラを見にハイキングしました。

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2011年1月10日に、初詣を兼ねて氷の花、シモバシラを見に高尾山から相模湖まで歩いてきた。気温が上がったので心配したが、高尾山口駅では薄く氷が張っていて、上部はさらに冷えて登山道が凍結して靴を汚さずに歩くことができた。また、登山道の保護かと思われるが一丁平辺りまでの登山道にはワラでできたコモが敷かれていた。
高尾山頂の直下は、環境が変わってシモバシラができにくくなったという掲示があり、ビジターセンターの設置していた観察路は閉鎖されていた。
ここから一丁平、城山にかけては、わりと大きいシモバシラが沢山できていた。
カメラで接写しようとして保護ロープがあっても中に踏み込む人が絶えない。さらに、崖を登ったり下りたりの跡もしっかり付いていた。途中で見かけた4件は道に戻っていただいた。
高尾山と一丁平上部の展望台からは、白く美しい富士山と南アルプスの一部を見ることができた。
投稿: 野口

鳥インフルエンザ 野鳥など野生動物との接し方

環境省より鳥インフルエンザに関して、野鳥など野生動物との接し方についての連絡が山岳団体に届いていますので、ご留意ください。

国民の皆様へ:環境省
「高病原性鳥インフルエンザに関する情報」http://www.env.go.jp/nature/dobutsu/bird_flu/
「野鳥との接し方について」http://www.env.go.jp/nature/dobutsu/bird_flu/manual/20101204.pdf
「死亡した野鳥を見つけたら」http://www.env.go.jp/nature/dobutsu/bird_flu/leaflet/leaflet-a.pdf

以下、環境省ホームページから抜粋引用です。

○死亡した野鳥など野生動物は、素手で触らないでください。また、同じ場所でたくさんの野鳥などが死亡していたら、お近くの都道府県や市町村役場にご連絡ください。
○日常生活において野鳥など野生動物の排泄物等に触れた後には、手洗いとうがいをしていただければ、過度に心配する必要はありません。
○野鳥の糞が靴の裏や車両に付くことにより、鳥インフルエンザウイルスが他の地域へ運ばれるおそれがありますので、野鳥に近づきすぎないようにしてください。

国際自然環境フォーラム講演会のご案内 [終了]

社)日本山岳協会・創立50周年記念事業の一環として行われるイベント、国際自然環境フォーラム講演会のご紹介です。

「国際自然環境フォーラム講演会」
→ https://www.jma-sangaku.or.jp/

日時:
2011年 1月14日(金) 13:30〜20:30
国立オリンピック記念青少年総合センター(417号室)
入場無料

プログラム:
第一部 フォーラム 13:30〜16:30
  山岳自然環境・自然保護の原点
第二部 講演 18:00〜20:30
  世界そして日本の子どもたちの自然環境教育の現状と在り方

 講演者:
  Anne Arran   国際山岳連盟青少年委員長
  Linda McMillan  国際山岳連盟自然保護委員長  
  小澤紀美子   こども環境学会会長・NPO法人こども環境活動支援協会代表理事

主催:
 社)日本山岳協会 自然保護委員会、日本ヒマラヤン・アドベンチャー・トラスト
 協力:国際山岳連盟(UIAA)/アジア山岳連盟(UAAA)・自然保護委員会・青少年委員会
 協賛:NPO 美と健康を考える会、財)日本環境財団

※日山協のホームページなどから引用