長瀞のポットホールが載っていましたので、先日探索してきました八丈島のポットホールなどを紹介いたします。三原山(東山)大の川は、大小のポットホールが数百m連続しています。一見の価値は有ります。
会津只見川上流阿賀川(大川)の辺、湯野上温泉には、川辺に直径2m深さ1.5m位のポットホールがあり、底に穴が開いていて温泉が湧き出ており、天然温泉・自然形成の岩風呂(タコツボ)となっています。湯船の温度が適当な時期は、雪解けの頃だそうです。岩の上には露天風呂があり、いずれも無料です。あまり知られていないようです。
また、ニュージーランドのミルホードトラックには、直径5〜6m高さ2.5m位のポットホールの部分だけが流出、逆さに着地した釣鐘形のものがあります。(トレッカーに対しての説明スポットになっています)
投稿:椎名
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http://www.yomiuri.co.jp/policy/copyright/
御前山 よごれ猫の目草 走りどころ
長瀞 親鼻駅付近の紅簾石片岩(こうれんせきへんがん)2007/11/04
高尾山 氷の花 シモバシラとマナー 2008/01/20
自然保護憲章
自然保護憲章
自然をとうとび、自然を愛し、自然に親しもう。
自然に学び、自然の調和をそこなわないようにしよう。
美しい自然、大切な自然を永く子孫に伝えよう。
自然保護憲章 抜粋(昭和49年6月5日・自然保護憲章制定国民会議)
自然保護憲章の全文はこちらから
→ 公益社団法人日本山岳・スポーツクライミング協会
→ 鬼怒沼湿原物語HP
自然保護委員会 メルマガが届かない
Q.自然保護委員会メルマガが届かない。
A.
(1)始めに
自然保護委員会メルマガは、都岳連全体のメルマガに統合いたしました。都岳連のトップページから申し込みのリンクがあります。
なお、自然保護指導員への連絡用のメルマガは自然保護指導員通信として、別途存在いたします。後述のお問い合わせのページからお問い合わせください。
(2)受信側の環境にもよりますが以下の理由が考えられます。
・hotmailなどの迷惑メールの受信拒否機能
メールアドレスが hotmailなどのFreeメールアドレスをご利用の場合、迷惑メールとして扱われて、正しく届かない場合があります。詳しい設定方法は、メールのプロバイダのヘルプなどをご覧ください。
・携帯のメールアドレスを利用している場合
参加者が携帯のメールアドレスの場合、指定受信機能または、ドメインによる受信拒否を行っている場合があります。設定などは各キャリアのWebサイトをご覧ください。
・メールソフトによる受信拒否
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高尾山 清掃山行 2007/6/3
今年も高尾山清掃山行が6月5日から始まる環境週間に合わせて行われた。天気は晴。午前9時、京王線高尾山口駅前に82名が集まってくれた。スタッフは9名、徳永委員長の環境保護を交えての話の後、参加者を5班に分けて準備体操をして出発する。自然保護指導員の方には各班に入って協力していただいた。一般の方が参加しやすいように清掃と共にセッコクの花の観賞も入れ、6号路の沢沿コースだけにする。
琵琶滝の下、修行堂の前の広場で、「全国環境月間全国一斉水質調査」担当委員から、調査の目的と内容の説明を行った。杉の大木の上方の枝にセッコクの花が咲いている。その先の方に黄色いジャケツイバラの花も咲いている。マタタビの葉も見える。実が成っているハナイカダ、フタリシズカ、サイハイランなどが見られる。シャガの花も咲いている。シャガは根を張り土砂崩れを防いでいるという。
12時、山頂に全員が揃ってから城所先生の気象の話、ハイキング講座、デジタルカメラ講座、熟中症予房などの話があり、徳永委員長から参加者の皆さんに感謝状を差し上げて解散する。
参加者の皆さんや行き交う人に対し、高尾山を美しい山にしようという啓発になったのではないかと思う。
(森谷)
2007年 カタクリパトロール 奥多摩 御前山
カタクリパトロール 奥多摩 御前山 2007年
奥多摩御前山にて、4月14日から22日、および5月13日(このうち18日から20日は積雪のため中止)、のべ104名によりカタクリパトロールを実施した。カタクリ保護や沢水の汚染を訴え、山のマナーや山岳トイレ問題を問うアンケートを行うなどの自然保護啓発活動にあたった。また山渓環境賞受賞事業として、期間中は惣岳山周辺のカタクリ群生地に保護ロープや看板を設置し、行政からも高い評価を得た。また来年以降、他コースにも保護柵を増設するための情報収集も行った。
なお、期間中に奥多摩に降雪があり、御前山でも最大20cmも積もり、カタクリにはあいにくの春となった。地球環境がどこかおかしいことがまたまた実感されたパトロールでもあった。
平成19年度 自然保護委員会主管 自然保護指導員活動一覧
平成19年度東京都山岳連盟自然保護委員会主管
自然保護指導員活動一覧(期間 自平成18年12月至平成19年11月) [平成19年12月9日版]
実施日 | 山域・会場・名称等 | 活動内容 | 参加人員 | 備考 |
2006 12/16~17 |
雲取山調査 | ・雲取山荘のトイレ利用状況(蛎殻利用の完全循環型トイレ) ・雲取避難小屋のトイレ利用状況 ・樹木の立枯れ・食害調査 ・植林帯の状況調査 ・コース上のゴミの状況 |
12名 うち委員会より6名 | ○バイオトイレ閉鎖後の小屋設置の蛎殻トイレ視察 ○避難小屋トイレは相変わらず汚い、管理を徹底するべきか ○石尾根の食害は想像を絶する程、早急な対策が必要 |
2007 4/14~22 5/14(撤収) |
カタクリパトロール(御前山) | ・カタクリ盗掘防止 ・ポータブルトイレ普及活動 ・山岳トイレについてのアンケート ・カタクリの保護と山のトイレマナー啓もうのためのチラシ配布 ・登山道の清掃活動 ◎山渓環境賞B賞受賞記念事業 惣岳~御前山にかけてのカタクリ群生地に保護ロ−プ設置 |
自然保護指導員延104名 | ○週末は麓の駐車場が満杯となった ○カタクリ保護柵は効果的だが撮影用スペースが欲しい ○降雪後、滑り防止のため保護策内歩行目立つ ○簡易トイレの普及活動・アンケートに好意的 ○ゴミは減ったがタバコのフィルター・飴の包紙などが目立つ ○ 山麓の駐車場か避難小屋に改善トイレ設置を行政に働きかける *18~20日降雪のため中止 |
5/20 | 春の自然観察会(五日市秋川丘陵) | ・登山マナーの啓もう活動 ・春の山野草解説 ・初級登山教室 ・身近な食材のテンプラ試食 |
103名 うちスタッフ25名 | ○子供連れ含めリピーター多い ○山菜のテンプラ好評 |
6/3 | 清掃山行(高尾山) | ・ゴミ袋配布 ・登山マナーの啓もう活動 ・登山道の清掃活動 ・全国一斉水質調査協力 |
91名 うちスタッフ9名 | ○ゴミはほとんどなし ○予想以上の参加者で、指導員の協力を得て5班編制で実施 |
7/7~8 | 雲取山環境調査 | ・雲取山荘のトイレ利用状況 ・雲取避難小屋のトイレ利用状況・樹木の立枯れ・食害調査(特に深刻なシカによる食害チェック) ・コース上のゴミの状況 ・秩父岳連との意見交換 |
11名 うち委員会より4名 | ○冬季用蛎殻トイレ好調に4/28迄稼働(4年目) ○バイオトイレの稼動状況調査 ○避難小屋トイレ清潔に保たれていたが、周辺の埋没ゴミは未処理 ○鹿の食害益々甚大(幼木保護策効果なし) |
10/20~21 | 日本山岳耐久レース(奥多摩) | ・仮設トイレ設置 ・ポータブルトイレ普及活動 ・水溶性ペーパー使用の啓発活動 ・大気汚染調査(NO2測定、35ヶ所) ・ゴミ袋配布 |
大会役員として委員会より13名 | ○山域のNO2濃度測定実施、現在分析依頼中 ○好天下、2000名以上の参加有、大会初の死亡事故発生、今後の大会運営方法再検討 |
10/28 | 奥多摩清掃山行(耐久レースコース) | ・耐久レース後の清掃活動及び環境への影響調査 | ○レース後の清掃で概ねゴミ等の回収は済んでいたが、乾電池や一般ハイカーのものと思われるタバコの吸い殻、回収できなかったコース上のテープ等回収 | |
11/18 | 秋の自然観察会(五日市丘陵) | ・里山の秋の植物・樹木解説 ・奥多摩の成り立ち(地質)解説 ・キノコ解説 ・初級登山教室(ローインパクトな山登り) ・山岳写真講座 |
77名 うち外部講師1名 内部講師・スタッフ23名 |
○身近な植物の「秋の姿」紹介 ○地元で採れるキノコの味噌汁・天ぷら提供 |
年間を通じて実施 | 主に秩父多摩国立公園 | ・自然保護の啓もう、自然観察会の実施 ・登山道の清掃活動 ・ゴミ袋の配布 ・ポータブルトイレの普及活動 ・トイレットペーパー使用の呼びかけと使用済みペーパーの持ち帰り運動 ・御前山周辺4ヶ所で3月から12月まで毎月水質調査実施、19年度は2種の試薬を使用し、データの信頼性・有効性を確認中 ・19年度公益信託自然保護ボランティアファンドより補助金取得 ・山岳7団体自然環境連絡会に参1加 ・行政との関わり(課題) |
日山協 自然保護指導員 講習会 2007/12/9
雲取山調査山行 2007年夏編
年2回の雲取山調査山行の夏期、梅雨も明けない7月7日〜8日に定点観測を行った。
JR奥多摩駅前、集合の8時頃から小雨がパラツキ始める。10時25分、天候と時間短縮を苦慮しメンバーの車両提供も得て、小袖から歩行開始。雨は止んだものの10mの視界。濃いガスがメンバー10名を取り巻く。谷向こうの赤指尾根はもちろんトップの姿まで霞む状況では自然と目は足下に向く、でもそこには別の発見がある。要諦目の山道横断幾多の痕跡。ニホンシカの糞。昨年眼前で確認した食害樹木の枯死状態。また、遠く侵入者警戒を伝えるニホンザルの鳴き声。前年同時期より多い春ゼミの声。間伐で勢いを取り戻したのか、植林杉の芳香は鼻で檜風呂体感等々。近距離、聴覚、臭覚で調査は開始された。
11時40分、最初の水場で水質調査を実施する。COD(化学的酸素消費量)測定。水温は10℃で試薬数値「8以上」。判定結果:水中の酸素量不足。原因は色々考えられ、通常は植物性プランクトンの異常発生等であるが、水量の少ないこの時期は地中での滞留時間が長いとどうしても微生物の増殖を伴うこともある。いずれにしても乾いた身体には美味しい「一杯」ではあった。
13時30分、昨年より水温は3℃、気温で5℃低いためか、立ち止まると肌寒いなか漸くブナ坂に到着した。昨年からスズタケの開花を多く見る。笹類の寿命は60年。今がちょうどその時期に当るのか。昔は笹の開花は飢饉の前触れと云われていたのを思い出す。シカの食害は広葉樹に多いが、石尾根の針葉樹は特に登山道沿いの立ち枯れ現象が目立つ。原因は酸性雨とも木の寿命ともいわれているが正確には不明である。人為的では無いことを望む。
尾根筋右側は防火帯のため毎年「刈取り」が行われ、刈取り後に昔は亜高山植物のお花畑であったが、今はシカも好まぬマルバダケブキの勢力範囲である。これも生態系推移の一端なのか。
15時30分、避難小屋着。トイレ調査実施:人気山域のためか清掃は行き届いている。ただし、小屋周辺の埋没ゴミは未処理のままである。年代物のジュース缶、割れた酒瓶が顔を出す。16時00分、雲取山全員登頂。証拠写真撮影後早々に山荘を目指す。16時40分山荘到着。
7月8日のトイレシンポジュームにも参加された山荘ご主人の新井氏より冬季利用の牡蛎殻トイレ事情を聞く。
- 低気温で今年は(2007)4月28日まで利用。
- 流水確保のため1季で軽油ドラム缶8本使用。
- 牡蛎殻の交換は不要だが活性炭の補充要。
- 発電機のメンテナンス等の費用発生。
- 利用者のマナー低下。
ご高説拝聴のたび山小屋経営の難しさを痛感した。
今回の雲取山調査でも改めて「調査継続の重要性、必要性」を再確認した調査山行であった。
都岳連通信2007/2号より 自然保護委員会
自然保護指導員 2007年度 新規認定講習会 実地講習会の報告
7月1日(日) 小雨模様の中、東京都西多摩郡檜原村「都民の森」山域で、自然保護委員3名の講師と委員会スタッフで、2007年度の自然保護指導員新規申込者15名の内、都合により出席できなかった4名を除いた11名の方々に実地講習会を実施した。
実習内容
- 都民の森事務所から三頭沢上部間の岩石と地勢の解説と実地観察(藤井謙昌委員)
- 水質調査項目(COD、アンモニア性窒素、亜硝酸性窒素、硝酸性窒素、大腸菌、導電率)の意味、目的の解説と調査実習(岡田博之、高橋巌委員、スタッフ)
以下に受講者からの感想を報告する。
- 山小屋が無人で荒れている。自然保護に関心があり定年を機に東京、屋久島両方で保護活動をしたい。自然保護活動は、単なるゴミ対策だけではないと感じた。
- 世のために役立ちたく申込をした。地球、地形、水質の話を聞いたがあせらず勉強していきたい。
- 緑を後世に残せるよう、お手伝いしたい。
- 山への感謝の気持ちで保護活動をしたい。人に注意するには知識、勉強が欠かせないと考え参加した。水質調査をしてみたい。
- 今まで自然保護に関心がなかったが、これから水の汚染などについて勉強したい。
- 地勢の学習が自然破壊と関係するとは、考えていなかった。「岩石」について改めて勉強するとともに保護活動をやっていきたい。
- (登山をしているので)自然に対し「罪悪感」を感じているので、お役に立ちたい。
- 毎週のように山に行っている。「お花摘み」のゴミが気になっているので少しでも少なくする活動をしたい。
- 今までガムシャラに登山していたが保護に関心を持つようになった。今日は自然保護の入り口に触れ、扉が開いた感じであり、今後活動をしていきたい。
- 同じ会の人が積極的に参加しており、私も心新たに山に恩返しをしたい。美しい白然を守りたい。
- 過去に水質汚染の調査を勉強したことを思い出した。(受講者の)山岳環境保護についての関心が高く、活動に対しても積極的に参加したいとの意欲がヒシヒシと伝わってきた。自然保護活動をやっていきたい。
実地講習をとおし、自然環境保護の必要性や活動のきっかけを掴んで戴けたのではないかと思う。受講者の意欲を都岳連白然保護活動と融合していくことが課題と考える。実地講習が概ね好評なので、講習内容に改善を加麦質の高い講習会へと発展させたい。
応募者は咋年19名、今年は15名と数年前の半数以下であった。都岳連加盟山岳会の内、82団体が自然保護指導員を置いて活動されている。指導員のいない会においては山岳環境保護や啓もう活動の上でも指導員のご推薦をお願いしたい。
都岳連通信2007/2号より 自然保護委員会
活動の概要
1.カタクリパトロール
奥多摩 御前山にカタクリの群生地があります。 登山道にカタクリ保護の為踏み入れ禁止区域のロープを張り、毎年4月中旬から下旬迄の毎日スタッフが山頂に常駐しキャンペーンと監視をしています。 10年以上も続けていますので山の雑誌社から表彰も受け、毎年訪れてくる登山者には意識が定着してきました。 現在では主に観光バスで来る人々をターゲットにしています。
自然保護委員会について アジア山岳連盟国際自然環境会議
地球の誕生が46億年前、人類の出現が600万年前とするならば産業革命後のたった260年前頃から人間は自然界の循環サイクルを断ち切って急速に地球破壊を始めました。
私達の東京都山岳連盟自然保護委員会は、社会人・大学等の山岳団体260団体が加盟している公益社団法人東京都山岳連盟の中の一つの委員会です。自然保護委員会には30名程のメンバーがいます。毎月委員会を開き、年間計画の基に活動をしています。
「継続は力なり」、少人数ではありますがたゆまぬ努力と継続で社会の自然に対する意識を喚起すべく啓もうに努めています。
(アジア山岳連盟国際自然環境会議2007in松本から)
自然保護指導員 徳永邦光