日山協 自然保護指導員 講習会(公開)2011年度の速報

社)日山協 自然保護指導員 講習会(公開)2011年度の写真による速報です。

 

2011年11月26日(土)、日本山岳協会認定の自然保護指導員 公開講習会が、国立オリンピック記念青少年総合センターにおいて開催されました。

ごあいさつ
 日山協自然保護委員会の石倉昭一委員長
 都岳連自然保護委員会の西山常芳委員長

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更新者対象講習
 関連法規など

関東都県自然保護活動の現状報告
 神奈川県山岳連盟
 埼玉県山岳連盟
 千葉県山岳連盟
 東京都山岳連盟

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山岳団体自然環境連絡会の報告
 山の野生鳥獣目撃レポート 中間報告

講演
 東日本大震災に学ぶ「人と自然の持続的未来へ」
 東京都市大学教授 涌井史郎氏

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事務連絡

 

写真: 日山協自然保護委員長、都岳連自然保護委員長、関東都県の山岳連盟パネラー、涌井氏の講演

撮影: 宮崎

2011年度 都岳連自然保護委員会のイベントのご案内[終了]

2011年度 都岳連自然保護委員会のイベントのご案内[終了]
<<< 以降はすでに終了したイベントです >>>

都岳連自然保護委員会の2011年度イベントのご案内です。 内容の詳細については個別のイベントのご案内にてご確認をお願いいたします。
● カタクリパトロール
 カタクリの開花に合わせて、群生地での保護ロープの設置や監視、トイレ指導などを行います。
 対象:自然保護指導員、ご協力いただける方
  4月16(土)から24(日)奥多摩 御前山
  5月 8(日)カタクリ保護柵の撤収
● 春の自然観察会
 一般の皆さんのための自然観察会です。春の花や山野草などを眺めながらのハイキングです。
 対象:一般の皆さん、都岳連会員、自然保護指導員
● 高尾山クリーンハイク
 環境月間に合わせて、都心に近く自然豊かな高尾山で清掃ハイキングを行います。セッコクやシャガの花を見ながらのボランティアハイキングです。植物や山の歩き方などのお話もいたします。感謝状をお渡ししています。
 対象:一般の皆さん、都岳連会員、自然保護指導員
● 自然保護指導員の募集
 社団法人 日本山岳協会の自然保護指導員として活動いただける方を新規に募集します。詳細は後日お知らせする募集案内をご覧ください。
 対象:都岳連の加盟団体か個人会員
  5月24(火)から6月25(土)新規 自然保護指導員の募集
  研修内容:自然保護指導員の基礎知識、地理・地勢など
● 秋の自然観察会
 一般の皆さんのための自然観察会です。紅葉と山野草などを楽しむハイキングです。
 対象:一般の皆さん、都岳連会員、自然保護指導員
● 日山協 自然保護指導員 講習会(公開)
  対象:日山協・自然保護指導員、自然保護指導員新規予定者、都岳連会員、
    および山岳環境の保全に関心のある一般の方
  11月26日(土) 国立オリンピック記念青少年総合センター

秋の自然観察会の実施報告 (2011/11/13実施) 紅葉の弁天山から秋川

紅葉の里山ハイキングと自然観察会: あきる野市  2011年11月13日(日)

清々しい空気の中で五日市丘陵の弁天山から網代城山、秋川河畔にかけての紅葉を楽しみながら、多くの参加者を迎えて東京都山岳連盟の自然保護委員会主催の秋の自然観察会が行われました。

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天気は晴れ、参加者が武蔵増戸駅前へ午前9時にぞくぞくと集合して58名になりました。
受付で資料を受け取り、秋川の山田大橋の下の広場へ移動しました。ここで、自然保護委員会の西山委員長の挨拶、本日の予定説明、講師、スタッフの紹介をして、参加者の班分けをしました。
班毎に準備体操をして、9:40に出発。谷地田の稲刈りは済み、その稲はハザ掛けに掛けてありました。まわりの雑木林とともに里山の風景を楽しめたと思います。
弁天洞窟の前で、洞窟がなぜできたか、その後の使い方などを藤井講師から話を聞きました。
城山への道には先日の台風による倒木があり、山が荒れています。城山で昼食休憩をとり、急階段をおりて小峰公園に向かいました。
小峰公園で「山の写真の撮り方」を宮崎委員に、五日市警察の山岳救助隊の渡邊さんの話は緊急出動のため中止になりましたが、参加者の中の気象委員会の城所さんから「今頃の天気」について話して頂きました。
廣徳寺へ寄って黄葉した大銀杏を見てから、秋川河畔の東屋「やまぼうし」で委員会特製のキノコ汁と天ぷらを味わって、15時過ぎに解散しました。
コースの中では紫のリンドウの花、冬イチゴやオトコヨウゾメ、ヤブコウジのなどの赤い実が見られました。冬の花蕨、ヤブミョウガやヤブランの紺色の実、ウバユリの実も観察できました。

投稿: 森谷
写真: 弁天山から西武球場、小峰公園での写真ミニ講座、廣徳寺の大銀杏、タラヨウの実

山を楽しむ :委員のつぶやきコラム

近頃は、山の楽しみ方、活動の仕方などが多様になっています。
歩く、走る、足で、自転車で。完全に遠慮して欲しいオートバイ、私は危険な目にあいました。

健康ブームの影響でしょうか、山を足で走る人が特に増えています。マナーを守り、一般登山者に迷惑をかけたり、危険を感じさせないで大自然を堪能できればと思います。狭い登山道は通過に注意する場所もあり、団体での競技走行は特に注意が必要ですね。

狭い登山道での譲り合い、挨拶などが自然体で行われ、都会でゴミのポイ捨てを平気でしている人も山ではしていないなど、自然の中に入ると、人々の心も和やかで、純真になるのでしょう。
都会や近郊でも開発、相続税、車庫建設などで樹木が少なくなっています。樹木の有る所では、心のゆとりが出てくるように感じます。
緑を増やし自然と人との共存を大切に。

森谷博史

イベントへの協力のご案内: 自然保護指導員の方へ 2011年 [終了]

イベントへの協力のご案内: 自然保護指導員の方へ 2011年  [終了]

p20100606shaga.jpg都岳連自然保護委員会が一般の参加者を対象に実施するイベントについて、運営にご協力いただける都岳連所属の自然保護指導員の方を若干名募集いたします。ご協力をお願いいたします。

●春の自然観察会 [終了]

日時  2011年 5月15日(日)自然観察会:あきる野市

観察会の班に入っていただき、主催者側として参加者の安全や運営の補助をしていただける自然保護指導員を若干名募集いたします。多数の応募があった場合は、先着順を原則として依頼いたします。
希望される方は→自然保護委員会HPからご連絡をお願いいたします。
なお、協力いただく場合には、事前の下見(4月中旬、JR武蔵増戸駅前 予定)への参加と観察会の終了後に感想や希望などのレポートをお願いいたします。

●高尾山クリーンハイク[終了]

日時  2011年 6月5(日)クリーンハイク:高尾山

当日編成する参加者の班に入っていただき、参加者への助言などをしてサポートしてくださる自然保護指導員を募集します。
希望される方は→自然保護委員会HPからご連絡をお願いいたします。
当日は、京王線 高尾山口駅前 8:40に集合をお願いいたします。事前に簡単な打合せを行います。
また、自然保護指導員の腕章を持参ください。

●秋の自然観察会[終了]

日時  2011年 11月13日(日)自然観察会:あきる野市

観察会の班に入っていただき、主催者側として参加者の安全や運営の補助をしていただける自然保護指導員を若干名募集いたします。多数の応募があった場合は、先着順を原則として依頼いたします。
希望される方は→自然保護委員会HPからご連絡をお願いいたします。
なお、協力いただく場合には、事前の下見(11月上旬頃、JR武蔵増戸駅前 予定)への参加と観察会の終了後に感想や希望などのレポートをお願いいたします。

大気汚染の指標生物、ウメノキゴケ :委員のつぶやきコラム

p20110930umenokigoke.jpg  最近、山に入るまでのアプローチで楽しみにしていることがある。農家の庭先にある梅の木や登山口あたりにある桜の幹を見ながら歩くのだ。幹に環境指標生物のウメノキゴケが着生していると、ああここは二酸化硫黄濃度が低いんだと、心が安らかになって思わず深呼吸したりする。
 ウメノキゴケは葉状地衣類の一種で必要な水分や養分を雨や霧、露などの空気に含まれる水分や無機物から吸収している。そのために、大気中の汚染物質の影響をモロに受けるので汚染濃度の高い市街地などでは見られない。
 今年7月に中央沿線の百蔵山(1003m)に登ったが、狭い山頂のど真ん中にある桜の幹のあちこちに、灰緑色の葉状体を発見した時は単純に「近くていい山」を実感したものである。

宮崎 仁一郎

写真: 百蔵山山頂の桜の幹に着生するウメノキゴケ

2011年秋 紅葉の奥多摩ハイキングと自然観察会のご案内[終了]

紅葉の里山ハイキングと自然観察会: あきる野市 [終了]

p20091115koutakuji.jpg奥多摩の入り口、五日市丘陵の弁天山から網代城山、秋川河畔へとハイキングを楽しみながら里山の地形と歴史を知り、自然を観察します。里にも丘陵にも秋の風景が広がり、古刹の銀杏の黄葉も見事でしょう。紅葉のこの頃から落葉も始まり植物も冬支度です。終点の秋川河畔ではスタッフ特製のキノコ汁をご賞味ください。

期日  2011年11月13日(日)
集合  JR五日市線 武蔵増戸駅前 AM 9時 雨天決行(コースを変更)
参加費 2,000円(保険料、資料代、キノコ汁と天ぷらなど)
    都岳連の会員は1,500円、 小学生以下は無料
定員  60名(定員になり次第締め切ります)
主催  (公社)東京都山岳連盟 自然保護委員会
コース 初心者向き
    あきる野市、弁天山から網代城山、広徳寺を経て秋川河畔へ
解散  15時頃 秋川河畔解散予定(お帰りは武蔵五日市駅から)
持ち物 昼食、水筒、飴などの行動食、食器、箸、雨具、軍手、軽防寒具など
    ハイキングスタイルでご参加ください。
    軽登山靴かトレッキングシューズを推奨します。

申し込みと問い合わせ
   (公社)東京都山岳連盟 事務局へメール、または電話でお願いいたします。
    参加者の決定:参加費の入金後に確定します。
    申し込みの締め切りは、11月8日(火)です。

    Eメール: jimu@togakuren.com
         参加者の氏名、ふりがな、住所、電話番号 をご連絡下さい。
    〒101-0048 東京都千代田区神田司町2-10 パークサイド7ビル 2F※移転後
    Tel: 03-3526-2550(月から金曜日の13時から17時)

申し込み後に「秋の自然観察会」と書いて参加費をお振込みください。
    郵便振り替口座番号 00130-9-317605
    振込先名称    (社)東京都山岳連盟

ミニハイキング講座、山の写真の撮り方なども予定しております。
お一人でも、ご家族でも、友人をお誘いしてのご参加もお待ちしております。
紅葉に色づいた里山の自然の中で、秋の一日をお楽しみください。

写真: 広徳寺の大銀杏、2009年11月の自然観察会で

大陸移動説 :委員のつぶやきコラム

 今から丁度100年前の1912年、ドイツのヴェゲナーが南北アメリカ大陸の東海岸線と北欧~アフリカ南端までの西海岸線がピッタリ合う事から大陸が割れて移動したと発表した。しかし、地質学者が取り合わなかった。
 その後、彼は証明のためグリーンランドに行き過労死。一時この学説は立ち消えた大戦後、地磁気の研究で大陸が移動したと考えないと証明できず、東日本大震災でもわかるようにプレート説が浮上、確たるものとなった。これにより大地震予知研究等が大きく進んだ事は確かだ。
 ヴェゲナーのように広い視野に立って、多くの知識を会得し、新しい発想で自然を見つめ直す時代が来ているのではないだろうか?

藤井謙昌

山を走る :委員のつぶやきコラム

最近、一般道を走る市民マラソンは異常なほどの盛り上がりである。トレールランニングも市民権を得つつある。辞書には「森林・原野・山地などにコースを設定して、走破するタイムを競う耐久レース。トレラン。」とある。
都岳連が主催するハセツネCUPも大変な人気。自然保護委員会では自然保護の観点、安全性、登山道占拠などからトレランには厳しい目を向けている。
ならば一度走ってみようと、いざ高尾山方面へ。山の楽しみと走る楽しみ、両方味わえた。
少人数でかつ自然や人を思いやる心を持ち、マナーを守り安全を確保できれば、スポーツとして認めてもいいのでは。大人数で駆け抜けるレースとはやや違う。みんなの宝、山を大いに考えさせられた。
福田博明

巻機山景観保全ボランティア2011のご紹介

巻機山景観保全ボランティアーズが主催する、2011年の巻機山の景観保全活動についてご紹介します。
p20100822ishoku.jpg日本の山でのオーバーユース(過剰利用)、特に高山帯のお花畑、草原、湿原など弱い植生での踏みつけによる裸地化が深刻になっています。
上越国境の巻機山でも例外ではなく、膨大な降雪により形成された雪田草原が破壊されていました。しかし、巻機山では30年に及ぶ景観保全活動の取り組みが行われ、徐々に回復が進んでいます。
この活動について、都岳連自然保護委員会のメンバーも少なからず参加し、応援してきました。
巻機山の美しい景観を取り戻すために、是非、ご参加ください。約2000mの山での活動で大変ですが、一度は体験されることをおすすめします。
2011年、夏と秋の景観保全活動日程は次の通りです。
1.夏季活動
 8月20日(土)~23日(火)
2.秋季活動
 9月16日(金)~17日(土)
●詳細、申し込みはこちらへ
→巻機山景観保全ボランティアーズ
投稿:岡田

フィールドレポートのメールでの報告様式について

都岳連自然保護委員会では、都岳連所属の日山協自然保護指導員から活動状況をフィールドレポートとしてご報告いただいています。

インターネットや携帯電話などのメールを使用する要望が増えたので、フィールドレポートの公表に合わせてメールでの受付も行うことになりました。

フィールドレポートについては次のWebページをご覧下さい。
http://frepo.mtshizen.togakuren.com/

フィールドレポートのメールでの報告様式のダウンロードは、こちらからお願いいたします。
http://frepo.mtshizen.togakuren.com/2013/03/post-3.html

自然保護指導員 実地講習会の速報(2011年度)

自然保護指導員 2011年度 実地講習会の写真による速報です。

自然保護指導員2011年度新規申請者に対しての実地講習会をあきる野市横沢入で実施しました。
7月3日(日) 9:00にJR五日市線 武蔵増戸駅前に集合し、横沢入管理棟で講義を行い、横沢入から石山の池、天竺山、大悲願寺までのルートで観察を行いました。参加者は19名でした。

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9:40から、横沢入管理棟で西山委員長の挨拶に始まり、NPO法人横沢入タンボの会の飯野氏、福田氏、外山氏から東京都の里山保全第一号に指定された横沢入と横沢入の自然について話していただきました。横沢入タンボの会からは大悲願寺との関係やホタルの生態、ヨモギやヒメコウゾと桑の見分け方など多くのことを聞くことができました。
自然保護委員会の藤井講師から五日市の地質と構造、岡田講師から自然保護指導員の心構えの話を聞いて、後昼食後13:00から観察を始めました。

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植物を観察しながら、石山の池で伊奈石について、天竺山の下では五日市の地形について、大悲願寺では歴史的な田の管理方法などについて学んで、15:35大悲願寺で解散となりました。

受講者の皆さま、お疲れさまでした。
この後は、11月の机上講習会の後に登録申請の手続きとなります。

写真: 宮崎、野口
順に、西山委員長の挨拶、福田氏から植物解説、
福田氏から横沢入の説明、石山の池で藤井講師から説明、ヤブカンゾウ、テイカカヅラ

都岳連 自然保護指導員 フィールドレポートの掲示始めました

都岳連自然保護委員会では、都岳連に所属する日山協自然保護指導員の皆さまからフィールドレポートとして、活動中の状況をご報告いただいています。
情報共有の試みとして、20011/7/1より、このフィールドレポートの内容を自然保護指導員の了解をいただいてインターネットで公開することにいたしました。
自然保護指導員から報告された登山道や動植物の状況、トイレの状況などが他の登山者の参考になり、また自然保護に関心を持っていただく接点の一つになることを期待しています。

都岳連自然保護委員会などによる内容の検証、報告後に事象が変化したり改善されたりした時の変更などはされませんが、これらのことをご理解いただき、あくまでご参考としてご覧いただければ幸いです。


都岳連 自然保護指導員 フィールドレポート
http://frepo.mtshizen.togakuren.com/

いのちを守る森づくり :委員のつぶやきコラム

 山を登りながら、漠然と自然保護や保全について考え、森林の勉強をしてみたいと思い始めた頃、「3000万本の木を植えた男」という植物学者の宮脇昭先生を知った。昔からあった土地固有の植生を割りだし、その土地に最適な木『潜在自然植生』を植える活動を国内外で続け、83歳の今も現場で活動をする「植樹の神様」といわれる凄い人である。
 その先生が、東日本大震災の未曾有の被害状況を見て、森の防潮堤づくりの提言をした。有害物質等を取り除いた瓦礫を土と混ぜて盛土をつくり、その上に潜在自然植生の植樹をする。
 人間の力ではとても太刀打ちできない自然の驚異。被災地にあふれる瓦礫の山を未来につながる「いのちを守る森」へ。自然との共生の在り方を問うこの壮大なプロジェクトを応援したいと思った。

はせがわ 

参考: 宮脇 昭「がれきを森へ・・・ 命を守るプロジェクト」
http://www.youtube.com/watch?v=SHCqz_lHL0Q&feature=related

高尾山クリーンハイクの実施報告 2011/06/05

高尾山クリーンハイクとセッコク観賞  京王線・高尾山口駅〜高尾山山頂

今年度は世界環境デーの6月5日(日)に、参加者130名、スタッフ24名という大パーティーで自然環境保護を訴える清掃ハイキングを新緑の高尾山で行なった。

梅雨の中休みで心配だった雨もなく薄日さえ差す中、大混雑の高尾山口駅前の集合場所に参加者が次々に集まってきた。申し込み制ではなく当日受付のシステム
だけに受付作業が大変。8時40分予定の受付時間を繰り上げて名簿への記入を開始。一人一人にゴミ袋、資料を手渡していく。併せてこの日、ご協力頂く日山
協自然保護指導員の皆さんを集め概要説明を行なった。

午前9時、全参加者に声をかけて開始の挨拶。クリーンハイクの意義、国定公園内での自然環境保護、行動中の注意などを呼び掛けた後、コース説明、そして班
分け。参加者の希望コースに沿って10班を編成。新緑の中、各班担当リーダーの誘導で山頂に向かった。1号路には企業の方が加わったが、このクリーンハイ
クが企業からも注目されているということか。

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参加者が杉の高木に着生するセッコクの花に歓声を挙げ、林縁に咲くサイハイラン、ギンラン、フタリシズカ、ミツバウツギなどを観賞。各班リーダーの適切な自然解説に参加者は疲れも忘れて聞き入っていた。

各班ともほぼ予定通りに山頂到着。眺望を楽しんだ後、少し下った5号路への分岐にある小広い場所に集合。都岳連気象委員会の城所氏から「今年の梅雨の特徴」と題した気象講座があった。参加者は気象のプロのレクチャーに大注目だった。
自然保護委員会の西山委員長からねぎらいの言葉、続いて感謝状が贈られた。委員長から幼稚園児と小学2年の2名には直接感謝状が手渡され参加者から盛んな拍手が沸いた。
12時30分過ぎ無事、予定を終了した。

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登山者、ハイカーのマナー向上でゴミは少なかったが参加者がゴミばさみ、ゴミ袋を持って山を歩くことでキャンペーンの意義は十分達成されたのではないだろうか。

また、クリーンハイクと並行して、環境月間の恒例の活動である高尾山での水質調査が行われた。

参加者130名(都岳連加盟35名、一般95名)
なお、今年度は大人数の団体でのご参加についてはご意向に沿えないことになり失礼いたしました。

講師: 城所 邦夫氏(都岳連気象委員会専門委員)
参加スタッフ: 24名 
総指揮: 森谷、CL:宮崎、SL:野口、
班担当: 西山、菊池、徳永、福田、石井、長谷川、笠松、小原、小林、山口、猪狩、野本、蒲池、山根、椎名、新村、小島、廣田、大島、 (担当班順)
水質調査: 藤井、山根
このほか、自然保護指導員のご協力を得ました。

報告: 宮崎 仁一郎

写真:  野口、森谷
左上:高尾山口駅、右上:感謝状、 左下:高尾山山頂付近終了時、右下:ケーブル駅のセッコク観察、 下段左:セッコクの花、右:桜の実