丹沢表尾根縦走コース紅葉とセンニンソウがきれい

丹沢の表尾根縦走コースの半分、ヤビツ峠から三ノ塔、烏尾山、大倉までを11月29日(日)に歩きました。曇りでしたが、大山がきれいなピラミッドを見せていました。

p20091129senninsou.jpg
p20091129momijitanzw.jpg

ヤビツ峠付近では、センニンソウ(仙人草、キンポウゲ科)が桜でも咲いているかのように,絡んでいる木に白い花(種)を咲かせていました。
山の上では葉が落ちていますが、新茅荘から大倉までの水無し川に沿っては、黄色や深紅の紅葉が沢山残っていました。15時頃にもなると林道に人影もなく、晩秋の紅葉を堪能しました。

富士見山荘下の名水、護摩屋敷の水には車で水を汲みに来ていました。トイレは富士見山荘、烏尾山で50円のカンパ依頼。

投稿:野口
写真:センニンソウ(仙人草、キンポウゲ科)、鮮やかさ十分の紅葉

11月の水質調査 紅葉が終わりイノシシと熊の足跡か 2009/11/21

11/21(土)秋晴れの元、定例の水質調査に行きました。

p20091121suishitu.jpg
気温が水温を下回る寒さの中、今回から検水温度を上げるためにお湯を使いました。
紅葉はほぼ落ちて、落葉で滑りやすくなっていましたが樹間から木漏れ陽のさす初冬の素晴らしい山景色でした。
駐車場から登り始めの10:15に熊の足跡?を斜面に発見。前足には爪の跡も残る新しいものでした。
湧水地点でヌタ場調査、樹木の低い位置に牙の研ぎ後を再確認。前回宮崎さんご尽力の調査機関での体毛確認は「猪」と判明。
25名位のハイカーと遭遇、なによりの成果は避難小屋でトイレを使用されていた方々が「トイレットペーパもあるし綺麗なトイレね」の会話を耳にしたことでした。(ペーパの残量2.5コ、次回調査時に荷揚げ要)
今回、委員全員でカタクリユニホームを着用しました。
また、自然保護委員会実地講習の補講も1対4人で懇切丁寧に実施致しました。

投稿:ヤマネ
写真:宮崎

日山協・自然保護指導員2009年度公開講習会を開催しました。

日山協・自然保護指導員2009年度公開講習会を開催しました。

p20091128kokaikoshu1.jpg
p20091128kokaikoshu2.jpg
p20091128kokaikoshu4.jpg
p20091128kokaikoshu3.jpg 

 2009年11月28日(土) 、日本山岳協会認定の「自然保護指導員公開講習会(更新)」が、国立オリンピック記念青少年総合センターにおいて開催されました。
 (社)東京都山岳連盟内では、現在約270名の会員・個人会員が自然保護指導員として認定されていて、山岳地での自然保護活動に参画しています。
 今回は2010年3月31日に更新を迎える方々を中心に、35名の皆さんが出席されました。実施日の設定が行事が重なる年末の土曜日の為か参加者が少なめだったのですが、その分参加者の意欲が伝わってくる講習会でした。
 講師陣も7年前から活動している「山岳団体自然環境連絡会」の中核の方々にお願いし、「山岳地域での自然保護・保全活動を考える」のテーマで熱のこもったご講演をいただきました。お礼申し上げます。
 なお、今回更新対象の自然保護指導員と新規登録申請された方は、都岳連と日山協理事会の確認を得て、2010年4月1日から5年間活躍していただくことになります。

今回、ご講演いただいたテーマと講演者は次の通りです。

 ツールド谷川トレイルランにどう行動したか 日本勤労者山岳連盟:浦添 嘉徳氏
 環境教育「国際交流を中心に」 日本ヒマラヤン・アドベンチャー・トラスト:室岡 和彦氏
 山岳地のトイレ「問題点と対策」 山のECHO:上 幸雄氏
 山の自然保護活動への想いと日本山岳会の自然保護活動 日本山岳会:山川 陽一氏
 山の野生鳥獣目撃レポート集計「現況と特徴」 日本山岳協会:松隈 豊氏
 都岳連自然保護委員会の活動 東京都山岳連盟:小高 令子氏

講演の後、自然保護委員会からホームページのご紹介と更新手続きの事務連絡があり、閉会となりました。

写真: 大島自然保護委員会委員長挨拶、 講演の様子、 終了時は気持ちの良い空、講師を交えて食事会

秋の自然観察会の実施報告 (2009/11/15実施)

紅葉の奥多摩ハイキングと自然観察会  あきる野市  2009年11月15日(日)

p20091115joyama.jpg
p20091115sangkkeibi.jpg
p20091115akikawa.jpg
p20091115koutakuji.jpg

 前日、雨は午後に止み、当日の朝の天気は晴れ、正午には快晴となり暖かくなった。9時前にほとんどの参加者が武蔵増戸駅前に到着する。受付けを済ませて、資料とリボンなどを受け取り、観察会ハイキングの出発地へ移動する。
 網代公民館前で、主催者挨拶、行動予定、講師とスタッフの紹介をした。スタッフ3名、参加者10名前後で班分けをして、5班に編成する。班毎に準備体操、人数確認、自己紹介などをして出発する。
 田の稲が刈られて稲がけに干してある風景から始まった。植物では「ノハラアザミ」や「フユノハナワラビ」などを見ながら写真パネルで解説して進んだ。「イロハモミジ」の紅葉が青空に美しい。
 弁天洞窟の解説を聞き、城山の頂上で昼食。休憩時間に委員から「自然保護の話」、「山や紅葉の写真の写し方」の話を聞いた。里へ降り、小峰公園の青空広場で休憩をしながら、山岳救助隊員で五日市警察の渡邊警部補から「奥多摩の山の事故、山での注意点」などの話を聞き、藤井講師から「五日市近辺の地形・成り立ち」などの話を聞いた。
 色づいた大銀杏のある廣徳寺へ寄り、秋川河畔の「やまぼうし」で、調理班特製の秋の味、キノコ汁と天ぷらを味わう。午後15時に解散し、無事終了した。

 秋の一日、参加いただいた皆さんは満足の様子で、アンケートでも「また参加したい」との嬉しい声が届いています。
 また、今回は初めて日山協・自然保護指導員から「講師補佐」3名を任命して活動していただきました。今後の活躍を期待しております。

参加者:51名

講師: 藤井、廣田、 特別講師: 五日市警察署の渡邊警部補
CL: 森谷  SL: 小原
スタッフ: 大島、椎名、徳永、長谷川、福田、猪狩、渋谷、西山、宮崎、小島、岡田、野口、山根、小高、西川、天野、小林
調理の応援: 野歩路会4名、
講師補佐の自然保護指導員: 西田、笹崎、細野

投稿: 森谷
写真:左上 網代城山での記念撮影、右上 小峰公園での安全登山の話、左下 秋川沿いの紅葉、右下 廣徳寺の大銀杏の黄葉

日山協 自然保護指導員 公開講習会のお知らせ 2009年 [終了]

日山協 自然保護指導員 公開講習会のお知らせ 2009年度 [終了]
p20081130kondankai1.jpgのサムネール画像
 
社)東京都山岳連盟所属の日本山岳協会自然保護指導員の2009年度の公開講習会を下記のとおり開催します。
 
公開講習会は、2010年4月の更新者を対象としてご案内していますが、そのほかの自然保護指導員や自然保護に関心のある一般の方の参加も歓迎いたします。
 
講師は、日本山岳会で自然保護活動に長年取り組んでこられ、「山の野生鳥獣目撃レポート」の基本計画をなされた山川陽一氏と山岳6団体の自然環境保護・保全を代表する方々です。鹿の食害や絶滅寸前の貴重な鳥獣保護活動のために、今、実践すべき登山者の自然保護活動についての講演会を企画しました。

1.講習会について

日時: 2009年11月28日(土) 8:45から12:00
会場: 国立オリンピック記念青少年総合センター センター棟4階 セ-402号室
最寄り駅: 小田急線 参宮橋駅 徒歩5分
対象: 日山協自然保護指導員、2009年度新規指導員申請者、各団体自然保護関係者、および山岳環境保全に関心のある方など
定員: 100名  ※会場の都合により参加人数に制限がありますので、ご留意ください。
申し込み: 当日は直接会場にお越しください。
参加費: 資料代として、800円を会場でお支払いください。

2.プログラム

 8:45 受付開始 セ-402号室
 9:00 開会のご挨拶
      東京都山岳連盟 自然保護委員会委員長 大島文雄

講演 「山岳地域での自然保護・保全活動を考える」
 9:05 ツールド谷川トレイルランにどう行動したか
      日本勤労者山岳連盟:浦添 嘉徳氏
 9:25 環境教育「国際交流を中心に」
      日本ヒマラヤン・アドベンチャー・トラスト:室岡 和彦氏
 9:45 山岳地のトイレ「問題点と対策」
      山のECHO:上 幸雄氏
10:05 山の自然保護活動への想いと日本山岳会の自然保護活動
      日本山岳会:山川 陽一氏
10:50 山の野生鳥獣目撃レポート集計「現況と特徴」
      日本山岳協会:松隈 豊氏
11:10 都岳連自然保護委員会の活動
      東京都山岳連盟:小高 令子氏
※演題と講演者は11月1日時点での予定です。

事務連絡
11:30 更新手続き、ホームページのご案内
12:00 閉会

3.問合わせ先

 〒101-0048 東京都千代田区神田司町2-10 パークサイド7ビル 2F※移転後
 社)東京都山岳連盟 事務局
  電話 03-3526-2550(月から金の13時から17時)
  または、
メール

以上 

エゾシカの衣替え 知床

p20091009ezojika.jpg

秋の訪れとともに、エゾシカも衣替え。

バンビ模様の夏毛から、首の回りあたり、黒っぽい冬毛に変わ
っていくところが見られます。
知床では早くも冬支度が始まっています。

投稿:は

写真:エゾシカ、知床(2009.9下旬)

御前山の水質調査の際にヌタ場を見つけました。

湧き水上部にヌタ場

p20090930nutaba.jpg
 9月26日の水質調査の際、御前山の調査ポイント「湧き水」のすぐ上部でヌタ場(沼田場)を見つけました。8月の調査で植生のない涸れた沼地状の小さな広場があるのを見ており、野生動物たちの絶好の遊び場だなと感じていました。今回の調査で確認したところ水溜まりがヌタ場=写真中央の赤丸=になっていました。湧き水から5~6メートル程上部、水脈の真上です。周囲の斜面が落ち葉に覆われているため足跡からイノシシが使っているのかニホンジカのものかは残念ながらはっきり確認できませんでした。ヌタ場の状況から見て、かなり頻繁に使われているのは確かで、次回は毛を探して確認したいと思っています。

 水質調査の結果に興味がありましたがCOD(科学的酸素要求量)の値が他の5か所の調査ポイントより高く、水中の酸素量がやや不足しているようです。微生物発生も考えられます。また、大腸菌検査もコロニーを確認しました。人の大腸菌なのか野生動物の菌なのか。知識不足ゆえ果たして野生動物にも大腸菌が存在するのか否かまでは不明で今後の研究課題。
 本来、山は野生動物たちの生活の場です。水質に問題が出たとしても、そこに侵入する我々人間が勝手に「大事な水場だから近寄るな」とは言えません。静かに「湧き水」の定点観察を続けるだけです。

投稿と写真: 宮崎

ユニセフチャリティー山岳映画会26回のおしらせ [終了]

ユニセフチャリティー山岳映画会 第26回のお知らせです。 [終了]

丹沢の道や八ヶ岳の地質がテーマにありますね。

期日:平成21年10月20日(火)
開場:17時45分
上映:18時10分~21時
会場:豊島公会堂(みらい座いけぶくろ)
JR山手線池袋駅東口下車 徒歩約5分
参加費 500円(ユニセフに寄付)
主 催:山岳映画サロン

プログラム

  1. 白銀に夢中だ
  2. 大同心から見る八ヶ岳の雄大な地質
  3. 鍋割山への道
  4. 特別上映「エベレスト征服」

投稿: 野本

山のトイレと沢水のアンケート結果 (2009年4月御前山で)

山のトイレと沢水のアンケート結果 (2009年4月御前山カタクリパトロール時の調査)

 東京都山岳連盟自然保護委員会では、カタクリの咲く4月下旬に東京都の御前山で、カタクリを保護するためのカタクリパトロールを行ってきました。
 
カタクリパトロールの実施期間中に奥多摩の御前山の山頂で、山のトイレと沢水に関するアンケートを行いました。2009年のアンケート結果をここに公開いたします。転載や引用をされる場合は出典を明らかにして、利用目的を都岳連自然保護委員会までご連絡をお願いいたします。リンクに関しての連絡は不要ですが、このページの場所が変更になる場合がありますので、トップページへのリンクをお勧めいたします。

アンケート実施日 2009年4月18〜26日の9日間(但し25日は荒天のため中止)
アンケートの回収枚数は、351枚でした。
御前山の山頂での、主に昼食時間帯に、協力を得られた方からの紙面による調査です。
対象者の選択などについて特に意識はしていないため、結果に偏りなどがある可能性があります。
質問によっては複数回答や無回答もありアンケートの数値は総数と一致しない部分があります。

2009/8/6版の集計結果の一部を画像にしました。画像を右クリックなどして新しいウインドウで開くと大きく表示されます。
p20090925enqtktkrgrph1.png
p20090925enqtktkrroute1.png

また、詳細な集計表は次のpdfファイルをご覧ください。
 f20090925enqt2009ktkr.pdf

アンケートの質問事項は次のとおりです。
(1) 年齢、性別
(2) 今までに登山中、沢水を飲んだことがありますか?
(3) 沢水が飲めなくなった原因が登山者のし尿と分かったとき、あなたは自分のし尿を持ち帰りますか?
(4) し尿の持ち帰り便袋(トイレパック)があることを知っていますか?
(5) 使用したことがありますか?
(6) 使用した方は何処で処分しましたか?
(7) これからは持参して「自然」をきれいにしたいと思いますか?
(8) 山小屋の屎尿処理にかかる費用は大変です。現在、一人あたり平均500円以上のコストがかかっており、今後ますます有料化・チップ式化が進むと思われますが、あなたが負担する「利用」金額について
(9) これから御前山周辺にトイレを設けるとしたら、何処に設置して欲しいと思いますか?
(10) 貴方の今日の登山ルートを教えて下さい(コースを線で繋いで下さい)。

C.2009  社)東京都山岳連盟  自然保護委員会

8月度の水質調査に行ってきました。2009/08/15

p20090815suishitu.jpg
p20090815fusiguro.jpg

8月15日、8月度の水質調査に行ってきました。
水質調査と自然保護指導員講習の補講者への水質の概要説明と実際に検査パックを使った実地講習も終えました。

2ヶ月前にはエゴノキが満開でしたが、今回は緑の可愛い実を付け、所々に紫色のクズの花びらが山道を覆い、ウバユリの蕾もふくらみ始め、緑濃い樹林の中にフシグロセンノウのサーモンピンクの花が鮮やかでした。
上流部から少し登った辺りには山葡萄がいっぱい実をつけていて、9月の調査の頃には色づいているかも。季節の移ろいを植物で感ずるのも水質調査の楽しみの一つですね。

参加者は、西山、小林(車)、小原、森谷、宮崎、山根、自然保護指導員講習受講者1名の総勢7名です。

投稿:ヤマネ
写真:小原

苗場山の大湿原を見に行きました

苗場山の大湿原と植物を見に行きました。 2009/8/9
p20090809naebakinkoka.jpg
p20090809naebatitou.jpg

8月に入って苗場山の湿原を見に行こうと急に決まりました。職場帰りで湯沢の仮眠所利用、苗場山登山、小赤沢温泉、お酒の買い出し、へぎそば、帰りの渋滞と充実した内容でした。

津南町秋山郷から入った小赤沢3合目駐車場は、トイレもあり水も使えます。小型バスも入っていて、50台くらい駐車できるようです。
曇り時々小雨。4合目の水はおいしい。木道が始まる湿原入口までの登山道はぬかるみが多く、運動靴で登っていた中学生の団体はどろんこ状態。3箇所の急な岩場には鎖と固定ロープがあった。

苗場山の山の上が広大な台地のような湿原であることには驚かされる。湿原には、チングルマが綿毛状態、咲き遅れたイワイチョウが少々、頂上付近にほんの少しのニッコウキスゲ、ワタスゲが所々に、キンコウカやイワショウブが一面に、リンドウはこれから、モウセンゴケやヒメシャクナゲも見つかりました。

p20090809naebasinshoku.jpg
p20090809naebashufuku.jpg

木道に沿って斜度のあるところでは土壌流失があり、防砂の石組みはあまり効果が出ていないように見える。木道も3箇所くらい土が流れて土台が浮いていた。斜度の少ないところにネットで修復したところがあり、スゲ類が生え始めている。
山頂下部休憩場所は、大きな木のテラスになっていた。この回りの土の流失が心配である。光を下に通す材料か金網のように光と水を通す構造なら植生は残れるのではないだろうか。
自然保護指導員の腕章を付け、自然保護のゴミ袋を持ってゴミを回収しました。大きいものはタオル。そのほかティッシュ、飴の包装など10個程度でした。

8/8(土)20:00所沢駅集合 22:50ゆざわ健康ランド泊2,200円
8/9(日)7:40小赤沢3合目駐車場発 → 10:20湿原入口 → 11:20苗場山頂
12:25山頂下部休憩木テラス発 → 12:40苗場神社発(往復) → 13:35湿原入口発 → 15:45駐車場着
苗場山頂ヒュッテは営業、遊仙閣は休業でした。
駐車場に着いた頃は濃い霧が出て、運転は先が見えず緊張状態。
登山口の秘境・秋山郷の小赤沢温泉楽養館で温泉に入る。濃い赤い湯は鉄ナトリウム・カルシウム塩化物泉とのこと。
お酒は、津南町の苗場山や霧の塔、六日町の八海山などコシヒカリの産地だけあって沢山並んでいました。
湯沢で食べた魚沼地方発祥のへぎそばは、つなぎに布海苔(ふのり:麻織物の糸の糊付けに利用)を使い、へぎ(片木)と呼ばれる器に載せて出すのでこの名があるそうです。
20時を過ぎていたためか、所沢から湯沢までの高速道路料金は特別割引適用で片道1,450円でした。

写真: キンコウカ、 苗場山山頂、 苗場山山頂付近の登山道浸食、 ネットによる修復

参加者: 岡田CL、 長谷川、 野口
投稿: 野口

社)日山協 自然保護指導員 更新手続きのご案内 2009年 [終了]

社)日本山岳協会 自然保護指導員 更新手続きのご案内 2009年 [終了]

 社)日本山岳協会 自然保護指導員の皆様には自然保護活動にご協力をいただき、厚くお礼申しあげます。
 さて、社)東京都山岳連盟から自然保護指導員の登録、更新を行い有効期限の5年を迎える方は更新の時期となります。更新の対象になる自然保護指導員の方には、来年度からも引き続き自然保護指導員としてご活躍いただきたく、更新の手続きをお願い申しあげます。
 なお、5年前の住所や電話番号の変更などで連絡がつかない方もあり、10月に入っても都岳連から連絡が届かない対象者をご存知の場合は事務局までご連絡をお願いいたします。

1.更新の対象者について
p20090804shomeiura.jpg

自然保護指導員 証明書の有効期限が、平成22年3月であることで確認できます。
これは、2005年(平成17年)4月に認定された方、および更新された方が対象になります。(2004年11月に、東京都山岳連盟経由で新規に申請された方、および更新の申請をされた方になります。)

2.更新のための条件について

次の(1)の条件を満たすこと、または(2)のレポートの提出のいずれかが更新の条件になります。
(1)都岳連自然保護委員会主催の2005年4月以降の次の行事への参加
 自然保護指導員の講習会
 カタクリパトロール、クリーンハイク(清掃山行)、自然観察会

(2)次の何れかのレポートの提出
 フィールドレポート2回以上
 山岳における自然保護について
 自然保護活動の具体的実績について

3.更新の手続について

(1)更新申請書に必要事項を記入の上、都岳連事務局にご郵送ください。
 更新申請書は、こちらよりダウンロードできます。
 → PDF形式の更新申請書   (Adobe Readerなどで表示、印刷できます)
 → 表計算形式の更新申請書 (ExcelやOpenOffice.org 3.1などで記入できます)

(2)自然保護指導員更新料(更新料、および事務手数料)を郵便振替でお振込みください。
 「自然保護指導員 更新料」と書いて、3,000円をお振込みください。
 郵便振り替口座番号 00130-9-317605
 振込先名称    (社)東京都山岳連盟

(3)申し込みの締め切りは、平成21年11月30日まで

4.問合わせ先

 〒101-0048 東京都千代田区神田司町2-10 パークサイド7ビル 2F※移転後
 社)東京都山岳連盟 事務局
  電話 03-3526-2550(月~金の13時~17時)
  または、
都岳連事務局宛にメール

5.自然保護指導員の講習会について

 更新の条件にある自然保護指導員の2009年度の講習会をつぎの日程で実施いたしますので、ぜひご参加ください。
 なお講習会の詳細については、別途ご案内いたします。

 11月 28(土) 国立オリンピック記念青少年総合センター

アクセス数 1046でした。2010/9/3

花の北岳へ行ってきました。日山協 自然保護委員会の研修会

p20090731kitadakesou.jpg
北岳へ行ってきました。
7月3日深夜、飯田橋のおでんや「川端」前を貸切マイクロバスで出発。
総勢12名。
日本山岳協会自然保護委員会の2009年研修会です。

4日早朝 広河原着。土砂降りの雨。
しかし、山の端に雲が上昇しており、そのうち止む事が予感される。
暫くして雨は上がったものの うすぐもり。
登りは大樺沢を詰め 頂上直下を下って北岳山荘泊。
大樺沢の雪渓は例年に無く積雪が多く 八本歯のコルまでピッケルとアイゼンの世界でした。

p20090731okanbasawa.jpg
5日朝 天候はまたもや風雨混じり。
北岳頂上に着いた頃から回復に向かい、肩の小屋の広場から甲斐駒ヶ岳が一瞬姿を見せました。
下りは草すべり 白根御池経由で広河原へ下山。

頂上附近のお花畑には、キタダケソウ、エ−デルワイス、ハクサンイチゲ等
高山植物が風に揺られて可憐に咲いていました。
夏の北岳は、まさに花の山ですね。 

投稿: 徳永邦光
写真:小高   キタダケソウ、大樺沢の雪渓

御前山カタクリパトロール 2009年度 報告

p20090426katakuri.jpg

東京の奥多摩御前山にて、今年も4月18~26日および5月10日の10日間(4月25日は悪天候のため中止)、カタクリパトロールを実施しました。

 

カタクリ保護や沢水の汚染問題をアピールしながら、山のマナーや山岳トイレ問題を聴くアンケート等の自然保護啓もう活動を行いました。行政からも高い評価を得今年も自然保護委員に加えて「日山協・自然保護指導員」の協力も得て、延べ90人の参加する大きな行事になりました。

 本年も引続き山渓環境賞受賞の事業として「惣岳山・大ダワ分岐周辺のカタクリ群生地」に保護ロープや看板を設置、また来年以降他コースにも保護柵を増設するための情報収集も行いました。
 御前山のカタクリは温暖化の影響か開花時期が「変動(今年は早まる)する」傾向があり、分布高度も上っているように見受けられます。今後の推移を注視したいと思います。

 皆様のご協力に心より御礼申し上げると共に、引き続くご協力をお願い申し上げます。

投稿: 小高

アンケートの結果は、別途掲載します。

巻機山景観保全ボランティアの参加者募集 2009年の紹介

●2009年巻機山ボランティア活動のご案内

 巻機山景観保全ボランティアーズが主催する、2009年の巻機山の景観保全活動についてご紹介します。
巻機山の美しい景観を取り戻すために、是非、ご参加ください。

1.夏季活動  8月22日(土)〜8月25日(火)
  作業は種子採取、植生復元等
  集合22日(避難小屋前13時)、23,24日(避難小屋前7時30分、13時)

2.秋季活動  9月18日(金)〜9月20日(日)
  作業は種子採取、植生復元等
  集合18日(避難小屋前13時)、19日(避難小屋前8時、13時)

●問い合わせ、申し込み、詳細はこちら
巻機山景観保全ボランティアーズ
http://www.asahi-net.or.jp/~vj3m-yki/makihatatop/makihatatop.html

電話042-592-9903 松本清(代表)まで

●岡田、渡邉は秋の活動(9/19〜20)に参加予定です。
参加希望の方は岡田まで連絡ください。

投稿:岡田