自然保護指導員の2012年度の公開講習会の速報

(公社)日本山岳協会 自然保護指導員の2012年度の公開講習会の写真での速報です。

 

2012年11月17日(土)、日山協自然保護指導員の公開講習会が行われました。

関東都県の山岳団体の方、今年度が更新時期にあたる自然保護指導員や新規申請者の方などが参加して、次のプログラムで行われました。

1. 基調講演

 演題: 日本の生物層とイリオモテヤマネコ
 講師: 安間 繁樹氏 元JICA専門員、野生動物生態学研究家

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2. 講習会

 関連法規、自然保護の問題点、活動の仕方等
 関東都県の山岳環境保護・保全活動の現状と問題点と討議
 山の野生鳥獣目撃レポート

 

3. 特別写真展

 ヒマラヤの変わりゆく景観

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写真: 宮崎
1、基調講演する安間繁樹氏
2、現状報告する各都県の代表  3、展示写真を見る参加者

紅葉の里山ハイキングと自然観察会(2012年 秋)の速報

紅葉の里山ハイキングと自然観察会(2012年 秋)の写真での速報です。

2012年11月11日(日)、多くの参加者を迎えて秋の自然観察会を行いました。五日市丘陵にある横沢入での植物観察、地勢や歴史を知りました。

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稲刈りが終わり、その稲をハザ掛にかけてある田んぼの風景と、黄葉、紅葉しているヌルデやツタウルシ、カエデ類などを見て歩きました。最後にキノコ汁、天ぷらを味わい、秋の一日を過ごしていただきました。

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写真: 横沢入での植物観察、田んぼでの自然の話、クサギの実、山道での説明

報告:森谷

自然保護指導員 実地講習会の速報(2012年度)

2012年7月8日に行われた日山協自然保護指導員の新規募集実地講習会2012年度の速報です。

日山協自然保護指導員の新規募集のための実地講習会が行われました。

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講習会は、およそ次のような内容でした。

午前
指導員の心構え(自然保護憲章): 岡田専門委員
里山から学ぶこと: 飯野氏(NPO法人横沢入タンボの会)
横沢入りの自然観察: 福田氏(NPO法人横沢入タンボの会)
生物指標から見る横沢入りの水質調査: 岡田専門委員

午後
3班に分かれて、各班のリーダによる自然観察が行われた。
また、藤井氏による「石山遺跡、伊那石、五日市湖、地名の由来」の講義も行われた。

今年度の参加者は4名でしたが、密度の濃い講習会となりました。

写真:福田氏の説明を聞く、藤井氏の説明を聞く、ハラヒロトンボ、ヤブカンゾウ(花に見えるのは葉やガク)

石井

高尾山のクリーンハイク(2012年度)の速報

環境月間の2012年6月3日(日)に新緑の高尾山で行われた清掃ハイキングの写真による速報です。

一般の参加者に団体の参加者と自然保護指導員の協力者も加えて、参加者は125名になりました。
雨が少し降るような天候にもかかわらず、予定通り高尾山口駅から高尾山山頂までゴミ拾いをしながら他の登山者にも自然環境保護を訴えて登山しました。
山頂では気象の話を聴き、感謝状をお渡しして解散となりました。

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セッコクやシャガ、ウツギ、サイハイランなどの花が咲いていて楽しめました。また、ハナイカダやミヤマシキミの実なども見られます。

ゴミの無い、花と緑の美しい山。自然環境保全活動の裾野を一緒に広げていきましょう。

写真:高尾山口駅前での開会式、高尾山頂上付近での閉会、ウリノキの花、ハナイカダの実

春の観察会の実施報告(2012/5/13実施) 緑萌える里山ハイキング

緑萌える里山ハイキングと自然観察会:2012年5月13日(日) あきる野市 横沢入

天候は晴れ、スタッフは午前8時20分に小倉公園に集合して受付準備を始める。
午前9時に殆どの参加者が集まる。開会、主催の自然保護委員会の西山委員長から挨拶。続いて、秋川消防署から救助隊員でもある山岸さんが来て下さり話をして頂く。奥多摩への登山の注意、登山時には必ずライトを持参するように、奥多摩の山々は樹林に覆われている為に、ヘリコプターでの救助は大変に難しい、などの話をされて最後に「登山には十分に気を付けてください、そして今日怪我などをして、再びお会いしないように」で締めくくられた。(救助隊員の気持ちです。)
所々で話をして頂く藤井講師を紹介、そしてスタッフを紹介しながら班分けをして出発。

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小机・横沢入林道を進みながらハナイカダ、ホウチャクソウ、カンアオイなど植物観察をしていく。横沢入では、昨日から田植え前の準備で畔の補修や整備作業をしていた。鶯やほかの小鳥のさえずりを聞きながら昼食をとり、藤井講師から「奥多摩の地形、地質、歴史」など、宮崎委員から「山の写真の写し方」を聞く。富田入りから尾根へ登り、伊奈石の採石場を見て、天竺山から尾根道を進み大悲願寺へおりる。佳月橋近くの休憩所で秋川の流れを聞きながら山菜汁と山菜てんぷらを賞味して頂いた。

参加者:大人44名、子供3名。
講師:藤井
同行スタッフ:廣田、蒲池、山根、西山、渡邉、椎名、福田、野口、猪狩、古谷、笠松、宮崎、新村、徳永、野本、久我谷、SL小原、CL森谷、料理スタッフ:小高、小林、西川、野歩路会(鈴木、高浜)

報告:森谷博史

写真: 左上 横沢入での昼食、右上 地質や写真撮影の話、左下 畦道に咲く花、右下 タツナミソウ

日山協 自然保護指導員 講習会(公開)2011年度の速報

社)日山協 自然保護指導員 講習会(公開)2011年度の写真による速報です。

 

2011年11月26日(土)、日本山岳協会認定の自然保護指導員 公開講習会が、国立オリンピック記念青少年総合センターにおいて開催されました。

ごあいさつ
 日山協自然保護委員会の石倉昭一委員長
 都岳連自然保護委員会の西山常芳委員長

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更新者対象講習
 関連法規など

関東都県自然保護活動の現状報告
 神奈川県山岳連盟
 埼玉県山岳連盟
 千葉県山岳連盟
 東京都山岳連盟

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山岳団体自然環境連絡会の報告
 山の野生鳥獣目撃レポート 中間報告

講演
 東日本大震災に学ぶ「人と自然の持続的未来へ」
 東京都市大学教授 涌井史郎氏

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事務連絡

 

写真: 日山協自然保護委員長、都岳連自然保護委員長、関東都県の山岳連盟パネラー、涌井氏の講演

撮影: 宮崎

秋の自然観察会の実施報告 (2011/11/13実施) 紅葉の弁天山から秋川

紅葉の里山ハイキングと自然観察会: あきる野市  2011年11月13日(日)

清々しい空気の中で五日市丘陵の弁天山から網代城山、秋川河畔にかけての紅葉を楽しみながら、多くの参加者を迎えて東京都山岳連盟の自然保護委員会主催の秋の自然観察会が行われました。

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天気は晴れ、参加者が武蔵増戸駅前へ午前9時にぞくぞくと集合して58名になりました。
受付で資料を受け取り、秋川の山田大橋の下の広場へ移動しました。ここで、自然保護委員会の西山委員長の挨拶、本日の予定説明、講師、スタッフの紹介をして、参加者の班分けをしました。
班毎に準備体操をして、9:40に出発。谷地田の稲刈りは済み、その稲はハザ掛けに掛けてありました。まわりの雑木林とともに里山の風景を楽しめたと思います。
弁天洞窟の前で、洞窟がなぜできたか、その後の使い方などを藤井講師から話を聞きました。
城山への道には先日の台風による倒木があり、山が荒れています。城山で昼食休憩をとり、急階段をおりて小峰公園に向かいました。
小峰公園で「山の写真の撮り方」を宮崎委員に、五日市警察の山岳救助隊の渡邊さんの話は緊急出動のため中止になりましたが、参加者の中の気象委員会の城所さんから「今頃の天気」について話して頂きました。
廣徳寺へ寄って黄葉した大銀杏を見てから、秋川河畔の東屋「やまぼうし」で委員会特製のキノコ汁と天ぷらを味わって、15時過ぎに解散しました。
コースの中では紫のリンドウの花、冬イチゴやオトコヨウゾメ、ヤブコウジのなどの赤い実が見られました。冬の花蕨、ヤブミョウガやヤブランの紺色の実、ウバユリの実も観察できました。

投稿: 森谷
写真: 弁天山から西武球場、小峰公園での写真ミニ講座、廣徳寺の大銀杏、タラヨウの実

自然保護指導員 実地講習会の速報(2011年度)

自然保護指導員 2011年度 実地講習会の写真による速報です。

自然保護指導員2011年度新規申請者に対しての実地講習会をあきる野市横沢入で実施しました。
7月3日(日) 9:00にJR五日市線 武蔵増戸駅前に集合し、横沢入管理棟で講義を行い、横沢入から石山の池、天竺山、大悲願寺までのルートで観察を行いました。参加者は19名でした。

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9:40から、横沢入管理棟で西山委員長の挨拶に始まり、NPO法人横沢入タンボの会の飯野氏、福田氏、外山氏から東京都の里山保全第一号に指定された横沢入と横沢入の自然について話していただきました。横沢入タンボの会からは大悲願寺との関係やホタルの生態、ヨモギやヒメコウゾと桑の見分け方など多くのことを聞くことができました。
自然保護委員会の藤井講師から五日市の地質と構造、岡田講師から自然保護指導員の心構えの話を聞いて、後昼食後13:00から観察を始めました。

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植物を観察しながら、石山の池で伊奈石について、天竺山の下では五日市の地形について、大悲願寺では歴史的な田の管理方法などについて学んで、15:35大悲願寺で解散となりました。

受講者の皆さま、お疲れさまでした。
この後は、11月の机上講習会の後に登録申請の手続きとなります。

写真: 宮崎、野口
順に、西山委員長の挨拶、福田氏から植物解説、
福田氏から横沢入の説明、石山の池で藤井講師から説明、ヤブカンゾウ、テイカカヅラ

都岳連 自然保護指導員 フィールドレポートの掲示始めました

都岳連自然保護委員会では、都岳連に所属する日山協自然保護指導員の皆さまからフィールドレポートとして、活動中の状況をご報告いただいています。
情報共有の試みとして、20011/7/1より、このフィールドレポートの内容を自然保護指導員の了解をいただいてインターネットで公開することにいたしました。
自然保護指導員から報告された登山道や動植物の状況、トイレの状況などが他の登山者の参考になり、また自然保護に関心を持っていただく接点の一つになることを期待しています。

都岳連自然保護委員会などによる内容の検証、報告後に事象が変化したり改善されたりした時の変更などはされませんが、これらのことをご理解いただき、あくまでご参考としてご覧いただければ幸いです。


都岳連 自然保護指導員 フィールドレポート
http://frepo.mtshizen.togakuren.com/

高尾山クリーンハイクの実施報告 2011/06/05

高尾山クリーンハイクとセッコク観賞  京王線・高尾山口駅〜高尾山山頂

今年度は世界環境デーの6月5日(日)に、参加者130名、スタッフ24名という大パーティーで自然環境保護を訴える清掃ハイキングを新緑の高尾山で行なった。

梅雨の中休みで心配だった雨もなく薄日さえ差す中、大混雑の高尾山口駅前の集合場所に参加者が次々に集まってきた。申し込み制ではなく当日受付のシステム
だけに受付作業が大変。8時40分予定の受付時間を繰り上げて名簿への記入を開始。一人一人にゴミ袋、資料を手渡していく。併せてこの日、ご協力頂く日山
協自然保護指導員の皆さんを集め概要説明を行なった。

午前9時、全参加者に声をかけて開始の挨拶。クリーンハイクの意義、国定公園内での自然環境保護、行動中の注意などを呼び掛けた後、コース説明、そして班
分け。参加者の希望コースに沿って10班を編成。新緑の中、各班担当リーダーの誘導で山頂に向かった。1号路には企業の方が加わったが、このクリーンハイ
クが企業からも注目されているということか。

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参加者が杉の高木に着生するセッコクの花に歓声を挙げ、林縁に咲くサイハイラン、ギンラン、フタリシズカ、ミツバウツギなどを観賞。各班リーダーの適切な自然解説に参加者は疲れも忘れて聞き入っていた。

各班ともほぼ予定通りに山頂到着。眺望を楽しんだ後、少し下った5号路への分岐にある小広い場所に集合。都岳連気象委員会の城所氏から「今年の梅雨の特徴」と題した気象講座があった。参加者は気象のプロのレクチャーに大注目だった。
自然保護委員会の西山委員長からねぎらいの言葉、続いて感謝状が贈られた。委員長から幼稚園児と小学2年の2名には直接感謝状が手渡され参加者から盛んな拍手が沸いた。
12時30分過ぎ無事、予定を終了した。

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登山者、ハイカーのマナー向上でゴミは少なかったが参加者がゴミばさみ、ゴミ袋を持って山を歩くことでキャンペーンの意義は十分達成されたのではないだろうか。

また、クリーンハイクと並行して、環境月間の恒例の活動である高尾山での水質調査が行われた。

参加者130名(都岳連加盟35名、一般95名)
なお、今年度は大人数の団体でのご参加についてはご意向に沿えないことになり失礼いたしました。

講師: 城所 邦夫氏(都岳連気象委員会専門委員)
参加スタッフ: 24名 
総指揮: 森谷、CL:宮崎、SL:野口、
班担当: 西山、菊池、徳永、福田、石井、長谷川、笠松、小原、小林、山口、猪狩、野本、蒲池、山根、椎名、新村、小島、廣田、大島、 (担当班順)
水質調査: 藤井、山根
このほか、自然保護指導員のご協力を得ました。

報告: 宮崎 仁一郎

写真:  野口、森谷
左上:高尾山口駅、右上:感謝状、 左下:高尾山山頂付近終了時、右下:ケーブル駅のセッコク観察、 下段左:セッコクの花、右:桜の実

春の自然観察会の実施報告 (2011/5/15実施) 新緑の里山ハイク

「新緑の里山ハイキングと自然観察」  弁天山・網代城山コース  あきる野市五日市

5月15日(日)の観察会は天気にも恵まれて心地よい風と緑の中でのハイキングになりました。

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天気は晴、JR五日市線の武蔵増戸駅前へ午前9時に参加者が集まる。受付で資料を受け取り、スタッフと共に駅から7分程の観察会のスタート地点になる山田大橋の下、秋川川畔の広場へ集合する。
開会式では、主催者を代表して西山自然保護委員会委員長の挨拶、本日の予定、講師紹介、各班のスタッフを紹介し、参加者の班分けをする。班毎に自己紹介、ストレッチなどをして出発。(9時25分)

網代公民館前からコースに入ると小さな谷地田がある。貴志島神社の鳥居から参道の山道を登る。神社の前を通り、奥の院の洞窟前へ到着。藤井講師の話を聞いて洞窟の中を見学。ひとしきり登り弁天山の頂上へ到着して眺望を楽しむ。
急降して鞍部から急登する。山ツツジ、ウツギ類の花が見られる。
城山の頂上で昼食。藤井講師から「断層、地震など」の話を聞く。ハナイカダの花も見られジャケツイバラのトゲに皆が感心する。急降して高尾の集落から道路へ出る。

小峰公園で休憩をしながら、五日市警察署の山岳救助隊員でもある渡邊警部補からの「山の事故防止について」、宮崎委員からの「山の写真の写し方」の話を聞く。

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 廣徳寺へ寄り、秋川川畔の東屋、やまぼうしに到着。山菜汁と山菜天ぷらを賞味して15時過ぎに無事終了した。
 短い時間であったが、参加の皆さん方は満足の様子でした。

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また、帰りに希望者は近くの畑でノラボウという菜を摘んでお土産にしました。

参加者 40名

担当: 森谷(CL)、小原(SL)
講師: 自然保護委員会委員により実施している
[地質・地勢]藤井、
[植物]椎名、大島、徳永、西山、猪狩、山根、渡邊、新村、宮崎、野口、福田、菊池、笠松、石井
料理班:小高、小林、西川、天野、野歩路会(酒匂、鈴木)

投稿:森谷

カタクリパトロール 2011報告

 2011年度の自然保護委員会恒例行事、奥多摩御前山カタクリパトロールは、4月16日にカタクリ保護柵を設置、以降25日までパトロールと携帯トイレのPR活動やアンケート、5月8日に保護柵を撤収して一連の活動を無事終了しました。
 57名(延べ103名)の方々にご協力を頂きました。心から感謝申し上げます。

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 今年はここ数年続いた暖冬傾向とは様相を異にし、奥多摩も積雪が多かったことや春先の寒さもあって開花時期が予想よりも大幅に遅れ、また、その後のお天気も概して低温に推移したため花の期間が長いように感じられました。パトロール最終日にも今を盛りと咲いたカタクリの花が多く見られ、撤収の手も休みがちになったほど開花予想の難しさを改めて痛感しました。
  また、カタクリの絶対数の減少、生育場所の高度化、林床部への移動に伴い、保護柵設置場所選定にも試行錯誤を重ねていますが、今年は一昨年より実施した御前避難小屋から大ダワ方面を更に強化、新たに惣岳山頂から奥多摩湖側や体験の森カラマツの広場周辺にも保護柵を延ばしました。
  来年以降は大きな片葉が多数見られた湯久保尾根方面にも伸長を検討したいと思います。そのような次第で、特に設置日・撤収日のマンパワー不足が予想されます。来期以降の各位の更なる協力をお願いする次第です。
 
 パトロールに際して登山者の皆様から頂いたアンケートについては現在集計中。この季節の御前山に登る登山者の傾向、携帯トイレの普及状況、登山コ-スの人の流れ等々、貴重なデータになると思います。これまで蓄積されたアンケート結果とともに、今後の山岳環境保全活動に活かしたいと思います。
 本当にありがとうございました。

小高 令子

写真: 小高、森谷

カタクリの保護柵、ロープの設置をしました

カタクリパトロールの初日の4月16日、ハイカーなどがカタクリの自生地に踏み込まないようにカタクリ保護柵、ロープの設置をしました。

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カタクリは一週間から10日位遅れているようです。
月夜見から、大ダワ方面、避難小屋近辺、御前山頂上の尾根などでは出ている葉は少なく、花もつぼみが少し見られた状態でした。体験の森のカラマツ広場の周辺も同じような状態でした。ただ、奥多摩湖へのコースにはカタクリが多く開花していたようです。 
トチの木広場の周辺ではハシリドコロが少し大きくなり、上の方では芽がようやく出た状態です。アズマイチゲの花が見られました。植物を観測している地点ではコバイケソウがようやく芽を出していました。

記事:森谷、 写真:森谷、宮崎

日山協・自然保護指導員2010年度公開講習会の速報

社)日山協 自然保護指導員 公開講習会2010年度の写真による速報です。

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 2010年11月26日(金) 18:30より、日本山岳協会認定の自然保護指導員 公開講習会が、国立オリンピック記念青少年総合センターにおいて開催されました。
 今回は、日本山岳協の主催、都岳連が主管で、県岳連との合同開催となりました。茨城、神奈川、群馬、埼玉、千葉、栃木などからも広く参加されて、参加者は一般の方を含めて約70名になりました。

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公開講習会は充実した内容で、夜の時間帯にもかかわらず参加者の皆さんの高い意識も感じられました。

日山協関東3県の山岳自然環境保護・保全活動の現状と問題点
 千葉県山岳連盟  自然保護委員長 重政 憲之氏
 埼玉県山岳連盟  自然保護委員長 岩崎 繁夫氏
 神奈川県山岳連盟 自然保護副委員長 松隈 豊氏
 コーディネータ 日本山岳協会副委員長 徳永 邦光氏

山岳団体自然環境連絡会の報告
 山の野生鳥獣目撃レポートの中間報告
  日本山岳協会自然保護副委員長 松隈 豊氏

基調講演
 「山岳団体(山を愛する岳人)への期待と国立公園の役割」
  財団法人国立公園協会研究員(前理事長)  鹿野 久男氏
写真: 日山協自然保護委員長、都岳連自然保護委員長、関東3県の山岳連盟パネラー、鹿野氏の講演
撮影: 宮崎

秋の自然観察会の実施報告 (2010/11/14実施) 紅葉の横沢入

秋の自然観察会の実施報告 (2010/11/14実施) 紅葉の横沢入

2010年11月14日に紅葉の横沢入で行われた秋の自然観察会の写真による速報です。
曇りから晴れの歩きやすい空気の中を秋川から周辺の里山にかけての紅葉を楽しみながら、約40名の参加者を迎えて東京都山岳連盟の自然保護委員会主催の秋の自然観察会が行われました。

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薄紫のヨメナの花、冬イチゴやオトコヨウゾメなどの赤い実、ヤブミョウガやヤブランの紺色の実、フユノハナワラビ、イノコズチやヌスビトハギなどのいわゆるひっつき植物が見られました。
写真や地形のミニ講座の後は、地元で取れたサツマイモとマイタケの天ぷら、そしてキノコ汁をおいしくいただきました。

投稿: 野口

写真: 横沢入での写真ミニ講座、横沢入での昼食、ヤブランの実、大悲願寺