11月22日、快晴無風の穏やかな日和の中、委員4名で恒例の水質調査が行われました。境橋バス停へ下山する数組の登山客とすれ違う程度の静かな連休の初日、奥多摩都民の森(体験の森)活動の広場~上流~湧水~避難小屋~カラマツの広場を観察しながら回りました。紅葉は終わっている所と、まさに今色づいている所とが斑で、避難小屋の前には20日の降雪の名残りも見られ、確実な季節の移ろいが感じられました。
シロヤシオの登山道沿い、湧水の手前、避難小屋至近、カラマツの広場のシバグリの木に新旧含めて12本のクマ棚を確認ました。これまで小屋や登山道近くでクマ棚を見かけたことはなかったので驚きました。
湧水のセンサーカメラはニホンジカのメスやオス、イノシシの親子に加え、何度もクマの姿を捉えています。冬を前に活発に活動をしている様子で注意が必要です。
水質の測定値は、CODが駐車場以外依然として高い数値が継続しており、上流では伝導率の値も高く、これらは毎月ほぼ同じ傾向です。湧水では今月も水の採取が困難で、水たまりの上澄みを採取して検査しました。
避難小屋の屋根には風向・風力等を計測するためか、計測機器が設置されていました。
記事:小高
御前山のカメラが2014/10月にクマやイノシシを撮影
都岳連 自然保護委員会の2014年度イベントのご案内[終了]
都岳連自然保護委員会の2014年度イベントのご案内です。[終了]
イベントの詳細については、個別のイベントのご案内にてご確認をお願いいたします。
2014年度のイベントは終了いたしました。ご協力ありがとうございました。
● カタクリパトロール
カタクリの開花に合わせて、群生地での保護ロープの設置や監視、トイレ指導などを行います。
対象:自然保護指導員、ご協力いただける方
4月19(土)から29(祝)奥多摩 御前山
5月18(日)カタクリ保護柵の撤収
● 春の自然観察会
一般の皆さんのための自然観察会です。春の花や山野草などを眺めながらのハイキングです。
対象:一般の皆さん、都岳連会員、自然保護指導員
● 高尾山クリーンキャンペーン
環境月間に合わせて、清掃や自然に優しい登り方などを考えるボランティアハイキングです。植物や山の歩き方などのお話もいたします。感謝状をお渡ししています。
対象:一般の皆さん、都岳連会員、自然保護指導員
● 自然保護指導員の募集
公益社団法人 日本山岳協会の自然保護指導員として活動いただける方を新規に募集します。詳細は後日お知らせする募集案内をご覧ください。
対象:都岳連の加盟団体か個人会員
6月 1(日)から6月30(月)新規 自然保護指導員の募集
7月 6(日)実地講習会
● 秋の自然観察会
一般の皆さんのための自然観察会です。紅葉と山野草などを楽しむハイキングです。
対象:一般の皆さん、都岳連会員、自然保護指導員
● 自然保護指導員の更新手続き
都岳連で登録、更新をされた日本山岳協会 自然保護指導員で、2015年3月31付けで資格が終了となる皆様の更新手続きを行います。詳細は後日お知らせする案内をご覧ください。
対象:2010年(平成2221年)4月に認定された方、および更新された方が対象になります。(2009年11月に、東京都山岳連盟経由で新規に申請された方、および更新の申請をされた方。)
● 日山協 自然保護指導員 講習会(公開)
詳細は後日お知らせする募集案内をご覧ください。
対象:日山協・自然保護指導員、自然保護指導員新規申請者、都岳連会員、
および山岳環境の保全に関心のある一般の方
11月8(土)国立オリンピック記念青少年総合センター
● おもしろ地球観察会(五日市盆地で地学観察会)
地質、地形、段丘、川の流れ、幻の五日市湖など変化に富んだ秋川流域の地学観察のポイントを歩いて地球形成の不思議を見ましょう。
対象:一般の皆さん、都岳連会員、自然保護指導員
尾根から秘滝へ秋を探しに 自然観察ハイキングの速報
尾根から秘滝へ秋を探しに 自然観察ハイキングの写真による速報です。
2014年 10月26(日) 午後は雨という天気予報に反して紅葉狩りにはちょうど良いお天気の中で観察会は行われた。受付期間の早くから多くの申し込みがあり、60人を超える参加者となった。
モミジ類の紅葉はこれからといったところであったが、桜やケヤキなどが色づいていた。
事前の下見や沢の渡渉箇所の補強とロープの設置などの準備のもとに8班での観察が行われた。
ツリフネソウ、コウヤボウキ、ユウガギク、ノコンギク、リュウノウギク、ノハラアザミなどの花が見られた。また、ヤブコウジの赤い実、チゴユリやムラサキシキブ、ヤブランなどの紫の実がたくさん付いていた。
多くの植物の観察の間に武蔵五日市の地形の話や実際の土壌動物を見ながらの動植物の食物連鎖の話などがあった。
観察会の終了点、秋川河畔の薄らと色づいた景色の中で食べたキノコ汁と天ぷらは好評であった。
写真:小峰公園での話、桜尾根での観察、金剛の滝、コウヤボウキ
自然保護指導員の2014年度の公開講習会のご案内[終了]
自然保護指導員の2014年度の公開講習会のご案内[終了]
(公社)日本山岳協会 自然保護指導員の2014年度の公開講演・研修会が開催されます。
日時: 2014年11月8日(土) 13:30から17:00
対象: 日山協自然保護指導員、2014年度新規指導員申請者、各団体自然保護関係者、
および、山岳環境保全に関心のある一般の方など
定員: 100名
参加費: 500円(資料代として)
当日にお支払いください。なお、新規申請中と更新対象の自然保護指導員は無料です。
場所: 国立オリンピック記念青少年総合センター[セ311号室]
最寄り駅: 小田急線参宮橋駅から 徒歩約7分
申し込み: 都岳連事務局、または日本山岳協会へメールか電話で申し込んでください。
Eメール:※都岳連事務局宛に
Tel: 03-3526-2550 (月から金曜日の13時から17時)
なお、この公開講習会は都岳連に所属する自然保護指導員の更新の条件にもなります。
→ 公社)日本山岳協会 自然保護指導員 更新手続きのご案内 2014年
プログラム
1. 自然保護指導員研修
時間: 13:30~15:00
内容:
自然保護指導員の制度について 日山協 自然保護副委員長 松隈 豊
登山と自然保護の問題点、活動の仕方等 都岳連 岡田博行
2. 公開講演
時間: 15:10~16:20
演題: 風水という名の環境学
講師: 上田 信 氏 立教大学文学部史学科教授・アジア地域研究所所長
3. 事務連絡など
公社)日本山岳協会 自然保護指導員 更新手続きのご案内 2014年[終了]
公社)日本山岳協会 自然保護指導員の皆様には自然保護活動にご協力をいただき、厚くお礼申しあげます。
さて、(公社)東京都山岳連盟から自然保護指導員の登録、更新を行い有効期限の5年を迎える方は更新の時期となります。更新の対象になる自然保護指導員の方には、来年度からも引き続き自然保護指導員としてご活躍いただきたく、更新の手続きをお願い申しあげます。
なお、対象の方にはご案内を10月に郵送いたしますが、5年前の住所や電話番号では連絡がつかない方もあり、11月に入っても都岳連から連絡が届かない方をご存知の場合は事務局までご連絡をお願いいたします。
1.更新の対象者について
自然保護指導員 証明書の有効期限が、平成27年3月であることで確認できます。
これは、2010年(平成22年)4月に認定された方、および更新された方が対象になります。(2009年11月に、東京都山岳連盟経由で新規に申請された方、および更新の申請をされた方になります。)
2.更新のための条件について
次の(1)の条件を満たすこと、または(2)のレポートの提出のいずれかが更新の条件になります。
なお、事情によりこれらの条件が充足出来ない場合はご相談ください。
(1)都岳連自然保護委員会主催の2010年4月以降の次の行事への参加
自然保護指導員の講習会
カタクリパトロール、クリーンキャンペーン(清掃山行)、自然観察会
(2)次の何れかのレポートの提出
フィールドレポート2回以上
山岳における自然保護について
自然保護活動の具体的実績について
3.更新の手続について
(1)更新申請書に必要事項を記入の上、都岳連事務局にご郵送ください。
更新申請書は、こちらよりダウンロードできます。
→ PDF形式の更新申請書 (Adobe Readerなどで表示、印刷できます)
→ 表計算形式の更新申請書 (ExcelやOpenOffice.org などで記入できます)
(2)更新料(更新料、および事務手数料) 3,000円をどちらかの方法でお振込みください。
●郵便振替払込書で入金する場合
郵便振り替口座番号 00130-9-317605
振込先名称 (社)東京都山岳連盟
払込書の通信欄に「自然保護指導員 更新料」と書いて下さい。
●銀行振り込みで入金する場合
ゆうちょ銀行 店名:〇一九店(ゼロイチキュウ店)
口座番号 0317605 貯金種目 当座
名義 シャトウキョウトサンガクレンメイ
振り込み人名の前に、シゼンホゴを付けて下さい。
例:シゼンホゴ ヤマダタロウ
(3)申し込みの期間は、2014年10月6日(月)から11月7日(金)まで
4.問合わせ先
〒101-0048 東京都千代田区神田司町2-10 パークサイド7ビル 2F※移転後
(公社)東京都山岳連盟 事務局
電話 03-3526-2550(月から金の13時から17時)
Eメール: 都岳連事務局 宛へ
5.自然保護指導員の講習会について
更新の条件にある自然保護指導員の2014年度の講習会をつぎの日程で実施いたしますので、ぜひご参加ください。
なお講習会の詳細については、別途ご案内いたします。
2014年11月8(土)国立オリンピック記念青少年総合センターを予定
尾根から秘滝へ秋を探しに ハイキングと自然観察会のご案内 2014年 秋[終了]
「尾根から秘滝へ秋を探しに」
あきる野丘陵 自然観察ハイキングのご案内 (2014年10月 秋)[終了]
初秋のあきる野丘陵の里山を歩きながら自然や山野草の観察を楽しみましょう。
尾根道を登って奥山にある金剛仏が見守る落差14メートルの幽玄の秘滝へご案内致します。秋川河畔では手作りのキノコ汁と天ぷらをご賞味ください。
期日 2014年 10月26(日)
集合 JR五日市線 武蔵五日市駅前 AM 9時 雨天決行(コースを変更します)
参加費 1,800円(保険料、資料代、キノコ汁代など)
都岳連の加盟員は1,500円 小学生以下は無料
定員 50名(定員になり次第締め切ります)
主催 (公社)東京都山岳連盟 自然保護委員会
コース 初心者向き
武蔵五日市駅→小峰公園→金剛の滝→沢戸橋→秋川河畔
解散 15時半頃 秋川の佳月橋近くのキノコ汁会場:やまぼうし(お帰りは武蔵五日市駅まで約20分)
持ち物 昼食、水筒、飴などの行動食、食器、箸、雨具、帽子、軍手など
ハイキングスタイルでご参加ください。
軽登山靴かトレッキングシューズを推奨します。
申し込期間 10月1日〜10月22日(水)
申し込みの手順と問い合わせ
1.都岳連事務局へ右のQRコードでメールか、電話でご連絡下さい。
氏名、ふりがな、年齢、携帯・電話番号、住所、一般/加盟員[、メールアドレス]
Email:※都岳連事務局宛に
Tel: 03-3526-2550(月から金曜日の13時から17時)
Fax: 03-3526-2551
2.受付の連絡が事務局からありますので、ご確認下さい。
3.参加費をどちらかの方法でお振込みください。
(1)郵便振替払込書で入金する場合
郵便振り替口座番号 00130-9-317605
振込先名称 (社)東京都山岳連盟
払込書の通信欄に「自然観察会参加費」と書いて下さい。
(2)銀行振り込みで入金する場合
ゆうちょ銀行 店名:〇一九店(ゼロイチキュウ店)
口座番号 0317605 貯金種目 当座
名義 シャトウキョウトサンガクレンメイ
振り込み人名の前に、シゼンホゴを付けて下さい。
例:シゼンホゴ ヤマダタロウ
昔から里山、里地、田んぼとして利用されてきた小峰公園付近は、あきる野丘陵の中に貴重な自然が残る地域で、谷地田の景観と自然の生態系が保たれています。
金剛の滝は、秘境と感じられる両側が狭まった沢の奥にあります。前の滝はすぐに見られますが、本滝は手掘りのトンネルを潜らないと見えません。昔に修行者が掘ったのでしょうか、滝の脇の崖に金剛仏が掘られています。
ミニハイキング講座、川上断層の話、森の生態系の話などを企画しております。お一人や友人、ご家族でのご参加をスタッフ一同お待ちしております。
〒101-0048 東京都千代田区神田司町2-10 パークサイド7ビル 2F※移転後
公益社団法人 東京都山岳連盟 自然保護委員会
シカが御前山のカタクリを食べたとわかる写真です
近年、御前山ではつぼみが取られたカタクリが多く見られます。鹿がカタクリも食べるのではないかと考えられたので、2014年度のカタクリパトロールでは、許可を取ってカメラを設置しました。
2014/04/29に体験の森の活動の広場前に設置した監視カメラのデータを回収したところ、鹿がカタクリを食べたと判断できる写真が撮れていました。
2014/04/27から2014/04/28にかけて、鹿が来る前後の写真を比較するとカタクリがそっくり無くなっていることが確認できます。写真をクリックして、新しいウインドウで開くと拡大して表示できます。
2014/04/27 15:38 丸で囲んだところを見るとカタクリが咲いています。
2014/04/28 00:26 夜に鹿が現れました。
2014/04/28 14:27 昨日は有ったカタクリがほとんど見当たりません。
カメラは動くものを感知して自動的に撮影します。
ダウンロードはこちらからどうぞ。5Mバイトの大きさがあります。
→p20140427shikahoshoku.zip
写真のサイズは、800px×600pxに落としてあります。
※掲載された写真については、公社)東京都山岳連盟 自然保護委員会に著作権があります。引用などをされる場合は引用元を明記して、著作権法に基づいてご使用ください。
※このカメラは、公益信託自然保護ボランティアファンド平成25年度の助成で取り付けました。
日山協 自然保護指導員の方へ: イベントへの応援のお願い 2014年[終了]
日山協 自然保護指導員の方へ: イベントへの応援のお願い 2014年[終了]
本年度のイベントは終了いたしました。ご協力ありがとうございました。
都岳連自然保護委員会が一般の参加者を対象に実施するイベントについて、運営にご協力いただける都岳連所属の自然保護指導員の方を若干名募集いたします。
打ち合わせや下見を行う都合上、協力いただける方は事前にご連絡をお願いいたします。
自然保護委員会Webページか右のQRコードから
メール
で、イベント名、氏名、電話番号、指導員番号、メールアドレスをご連絡下さい。
なお、多数のご応募があった場合は、先着順を原則として依頼いたします。
参加される当日は、日山協自然保護指導員の腕章を持参ください。
●春の自然観察会
日時 2014年 5月11(日)緑萌える里山ハイキングと自然観察会:横沢入
観察会の班に入っていただき、主催者側として参加者の安全や運営の補助をしていただける自然保護指導員を若干名募集いたします。
事前の下見(5月10日、またはそれ以前に予定)への参加と観察会の終了後に感想や希望などのレポートをお願いいたします。
●高尾山クリーンキャンペーン
当日に編成する参加者の班に入っていただき、参加者への助言などをしてサポートしてくださる自然保護指導員を募集します。
当日は、集合場所の京王線 高尾山口駅前で、一般の方の集合時間の前に打合せを行います。
●秋の自然観察会
日時 2014年 10月26日(日)紅葉の里山ハイキングと自然観察会:金剛の滝
観察会の班に入っていただき、主催者側として参加者の安全や運営の補助をしていただける自然保護指導員を若干名募集いたします。
事前の下見(10月25日、またはそれ以前に予定)への参加と観察会の終了後に感想や希望などのレポートをお願いいたします。
御前山通信(2014/7)
7月27日、自然保護委員会の委員4名で恒例の水質調査に御前山に行ってきました。
午後から雷雨との予報が出ていたので、通常よりスタート時間を早め、8時に五日市駅を出発。先月の調査の際には落石で通行止めとなっていた梅ケ谷峠の道も修復が終わり通行可で、体験の森へ車を進めた。栃寄森の家からカラマツの広場~湧水間で熊の目撃情報多発との情報を頂く。気が引き締まる。
セミの声は喧しく、一面を深い緑が覆う中ギンバイソウの群落がほの暗い森のアクセントとなっている盛夏ではあるが、ワサビ田の広場から活動の広場へ通じる登山道、カツラの大木からカラマツの広場への道、湧水の広場から避難小屋への登山道といった水質調査のコ-ス上の法面に、1m程の高さまで土が露出している帯が散見された。よく見るとシカと思われる足跡多数。周辺のクサを食べ尽くしたのだろうか。以降の調査時にも観察を続けたい。
湧水は先月同様ほとんど流量なし。ヌタ場はここ数日の豪雨もあって十分の水を湛えていて、オタマジャクシの黒い大きな塊がいくつも浮いている。水パイプが詰まっている可能性もあるかと、事務所に状況を報告した。
センサーカメラは、今月もヌタ場で多くの動物を捕らえていた。特にシカの出現するコースに、ある程度の規則性が見られることが興味深い。
水質はどのポイントでもCODの値が高めであった。
記事:小高
巻機山景観保全ボランティア2014 募集のご紹介
巻機山景観保全ボランティア2014 募集のご紹介
夏の活動 8月23日(土)~25日(月)
主催:巻機山景観保全ボランティアーズ
対象:一般の皆さん、自然保護指導員
詳しくは、巻機山景観保全ボランティアーズのHPをご覧下さい。
http://makihatavolunteers.asablo.jp/blog/
都岳連自然保護委員会のメンバーも参加予定です。
参加を検討されている方は、→巻機山景観保全ボランティアーズのHPから申し込むか、お問い合わせとご連絡のページからお問い合わせください。
岡田
高尾山クリーンキャンペーンの実施報告 2014/6/1
高尾山クリーンキャンペーンの実施報告 2014年6月1日(日)
世界環境月間、そして国連人間環境会議で日本がセネガルと共に提案し、制定された世界環境デー(6月5日)に最も近い日曜日の6月1日、高尾山でクリーンキャンペーンを開催した。
このイベントでは事前の参加申し込みは不要だから、参加者の数が当日の集合時間までまったくつかめない。この日は一般参加者130名、スタッフとしてお手伝い頂いた日山協自然保護指導員の方13名、そして自然保護委員会のメンバー16名、併せて159名による一大イベントとなった。今年は2つの企業、中学生の硬式野球チーム、そして都岳連加盟の2つの山岳会と団体での参加が目立った。
いつものことながら朝の高尾山口駅前は人、人、人。集合の声掛け、趣旨説明、自然保護委員会の西山委員長の挨拶に続いて、班分けも数分でなんとか収まった。山やさんは皆、判断が早い。
快晴のこの日、都心の気温は32度まで上昇したが山は25度~26度で樹林帯は快適。サイハイラン、コゴメウツギ、マルバウツギ、ガクウツギ、そして着生ランのセッコクと初夏の花を見ながら心地よい汗。正午過ぎには無事、各班が山頂に到着。気象委員会の城所氏の『梅雨時の気象判断』の講話を伺い、参加者に感謝状を贈呈して、無事キャンペーンを終えた。
最近、高尾山ではゴミはほとんど見当たらなくなった。でも何故、高尾山でこのキャンペーンを行なうのか。その答えは、高尾山から山登りを始める人が多いからである。ゴミ袋やゴミばさみを持って歩くことで初心者の方に、ゴミは持ち帰るものと理解して頂ける。自然環境保全への意識づけの第一歩になれば・・・と願って継続している。
報告:宮崎
写真:高尾山口駅前での開会式、1号路で見られたセッコクの花、高尾山頂上付近での閉会式、フタリシズカの花
日山協 自然保護指導員 新規申請手続きのご案内 2014年[終了]
公益社団法人 東京都山岳連盟では、公益社団法人 日本山岳協会の自然保護指導員規定に基づき、自然保護指導員の認定講習を実施いたします。
山岳環境の保護・保全活動に関心のある会員皆様のご応募をお待ちしております。現在、自然保護指導員のいない山岳会などにおかれましては、この機会に自然保護指導員のご推挙をお願いいたします。
自然保護指導員の登録期間は、2015年4月からの5年間で、更新が可能です。
講習日:2014年 7月 6日(日)実地講習 あきる野市横沢入を予定
11月 8日(土)机上講習 国立青少年オリンピック記念センターを予定
募集期間:5月27日(火)~6月30日(月)[終了]
応募対象:
1)東京都山岳連盟加盟団体の会員、または都岳連個人会員である方。
2)入山日数が多く山岳環境の保護・保全活動を自覚的に実行出来る方。
3)実地・机上講習会を受講できること。
定員:20人(定員になり次第締め切りますので早めに申込んで下さい)
講習および認定費用:
講習会受講費:5,500円(実地・机上講習分の資料代、講師料、保険代等)
認定諸費用 :4,500円(腕章、認定証明書、登録等の費用、5年間の通信費)
申込み:都岳連事務局
E-mail: ※都岳連事務局宛に
返信がない場合は、メールアドレスの誤りや、インターネットでの障害が考えられますので、再度ご連絡をお願いいたします。
03-3526-2550 (月曜日~金曜日 13時~17時)
受付後に全額をどちらかの方法でお振込みください。
(1)郵便振替払込書で入金する場合
郵便振り替口座番号 00130-9-317605
振込先名称 (社)東京都山岳連盟
払込書の通信欄に「自然保護指導員新規」と書いて下さい。
(2)銀行振り込みで入金する場合
ゆうちょ銀行 店名:〇一九店(ゼロイチキュウ店)
口座番号 0317605 貯金種目 当座
名義 シャトウキョウトサンガクレンメイ
振り込み人名の前に、シゼンホゴを付けて下さい。
例:シゼンホゴ ヤマダタロウ
申請用紙は、ご記入の上、都岳連事務局にご郵送か、講習会にご持参下さい。
〒101-0048 東京都千代田区神田司町2-10 パークサイド7ビル 2F※移転後
公益社団法人 東京都山岳連盟 自然保護委員会
Fax.03-3526-2551
PDF形式申請用紙は、→こちらからダウンロードできます。
都岳連自然保護委員会は、御前山のカタクリパトロールと水質調査、雲取山での定点観測、トイレ調査や一般の方を対象とした春と秋の自然観察会、高尾山クリーンキャンペーンなどの自然を守る活動を定期的、継続的に推進しています。
高尾山クリーンキャンペーンに応援いただける自然保護指導員の方へ
高尾山クリーンキャンペーンに応援いただける自然保護指導員の方へ
2014年6月1(日)に都岳連自然保護委員会が実施する高尾山クリーンキャンペーンの運営にご協力いただける都岳連所属の自然保護指導員の方に連絡いたします。
運営にご協力いただける方は、メール
でご連絡をお願いいたします。
また、当日の朝に打合せを行いますので、運営スタッフの集合時間の8時20分に京王線高尾山口駅前に集合ください。
なお、運営スタッフであることを示すために日山協自然保護指導員の腕章を使用しますので、ご持参願います。
高尾山でのクリーンキャンペーンには多くの参加者が見込まれますので、都岳連所属の自然保護指導員で運営にご協力いただける方は、これからでもご連絡をお願いいたします。
実施報告 緑あふれる里山ハイキングと自然観察会 春2014/5/11
緑あふれる里山ハイキングと自然観察会:2014年(平成26年)5月11日(日)あきる野市横沢入
天気は晴れ。JR武蔵五日市駅の上の小倉公園へ午前9時集合し、自然保護委員会委員長の挨拶の後、班分けをして出発した。
横沢林道から観察会に入った。
ヒエンソウの紫、ヤブデマリ、オトコヨウゾメ、ウツギ類の白い花も美しい。マムシグサが若い芽を出している。ミズキが階段状の枝に花を付けている。ホウチャクソウ、シャガ、タツナミソウなどが何時もの様に咲いている。ここでは初めてみるケシ科のシラユキゲシ(別名スノーポピー)の花が咲いていた。中国原産、葉はハート形で耐寒性多年草で山地の湿った所に自生する。今年は大雪のため、植物にも季節の歩みが遅れているようだった。
横沢入の木陰で昼食をとると桐の花が美しい。藤井講師から地球の成り立ちなど、宮崎委員からは森の自然循環などの話を聞く。樹林を見ながら丘陵を登り、昔は伊奈石が採掘された露天掘りの石山の池、今日の最高点の天竺山を過ぎる。五日市の町が望める所では昔の五日市湖の解説、大悲願寺境内では五日市町近辺の地形や歴史の話を聞く。
山菜汁の会場へ車で移動し、ミズやハナイカダ、茶などの天ぷらと山菜汁を賞味、晩春の一日を満喫した。
今回は募集人数を越える参加申込があり、お断りいただいた方がありました。大変申し訳ございませんでした。秋の観察会への参加をお待ちしております。
一般参加者:54名
報告:森谷
写真:横沢入で武蔵五日市付近の地形の話、桐の花、動植物の話、山菜の天ぷら