2024年度カタクリパトロール隊員募集のご案内

公益社団法人 東京都山岳連盟 自然保護委員会では、今年もカタクリの群生で知られる奥多摩 御前山でカタクリ保護のために保護柵看板を設置するなどのパトロールを実施いたします。
激減している御前山の貴重なカタクリを盗掘や写真撮影時の踏み付けなどから守るための看板を設置するとともに、安全登山や山のマナーについての啓発活動も行います。
つきましては、以下カタクリパトロールの実施要領によるカタクリ保護活動へのご協力をお願いいたします。

詳細は、以下PDFを御覧ください。
2024年度カタクリパトロール隊員募集のご案内

1.期間

期間:4月13日(土)~5月11日(土) *開花状況により変更・延長もあり

①4月13日(土)は保護柵看板等設置、5月11日(土)はそれらを撤収しますので、多くの方の参加を募ります。いずれも8:30奥多摩駅集合です。

②期間中、自然保護委員会メンバーが入山する日を設ける予定です。同行を希望される方はお申し出下さい。現在の所、入山予定日は①のほか、4/20・23・24・28・30日を予定していますが、詳細は参加お申し込みの方に直接ご連絡します。

③それ以外の期間中は自然保護指導員の方々に、自由な日程・コースでカタクリ分布の分かる写真等を撮って頂き、撮影日、撮影者のお名前とともにその調査ポイントデータを併せ、報告をお願いします。

2.場所と調査概要

場所:御前山に至る登山コース

調査概要:①登山道上から観察できる範囲で調査し、カタクリの群落や登山道の異変等、気づいたポイントの写真をお撮り下さい。
②調査結果をメール(宛先は下記申込みアドレスと同じ)、または都岳連自然保護委員会宛(〒101-0048 東京都千代田区神田司町2-10 パークサイドセブン2F Tel.03-3526-2550)にご郵送ください。
なおメールでのご報告の際は、総容量を1メガ程度にしてお送りください。

3.参加申込

4月8日(月)までに必要事項をご記入の上、下記方法でエントリーをお願いします。
お申し込み頂いた方には当方より詳細なご案内を差し上げます。
配車の関係でご希望に添えない場合もあり得ますので、可能な方は複数のご希望日を頂けると助かります。
なお、往復の交通費等は各自のご負担頂となりますので、ご了承ください。
① メールでのお申し込み →こちらにメール またはFAX 0493-23-3472
記載事項 住所、氏名、年齢、(携帯)電話番号、緊急連絡先、加入している山岳保険および調査日とその予定コース

②下記URLからのお申し込み
2024年度カタクリパトロール隊員申込みフォーム

◎万一、8日までのエントリーに間に合わない方も、自由に日時とコースを選び、安全に十分留意された上で調査・ご報告いただきます様よろしくお願いいたします。
なお、参加される方はご自分で山岳保険などへご加入されることを推奨いたします。
◎今後、コロナ再拡大で感染防止対策などの措置が必要となった場合には、別途ご案内致します。

問い合わせ先

〒101-0048 東京都千代田区神田司町2-10パークサイドセブン2F
Tel:03-3526-2550  Fax:03-3526-2551
受付時間:13:00-17:00(土・日・祝日除く)
Mail:shizen*togakuren.com(迷惑メール防止のためにご連絡の際にはお手数ですが「*」を「@」に変更してください。)

【募集再開】冬の雲取山を歩こう!ご案内

日程を2024年2月に変更して募集を再開します。

東京都の最高峰雲取山は日本百名山および関東百名山のひとつに数えられ、埼玉県と山梨県に接する2017mの名峰。山頂からは富士山は勿論、遠く南アルプスの峰々を望むこともできます。
日も短く寒冷の時期でもあることも考慮して、この頂に至る最短ルート、山梨県側の鴨沢登山口から入山、ブナ坂・山頂を経て直下の雲取山荘に宿泊、翌日は七ツ石山・鷹ノ巣山経由で峰谷に下山します。
2日間とも経験豊かな自然保護委員会メンバーが同行し、周辺の自然環境や歴史等をご説明しながら安全で楽しい山登りを実施、参加の皆様の山に関する素朴なご質問にお答えする「山登り基礎講座」も行います。

1.日時とコース

日時:2024年2月17日(土)~2月18日(日) 午前8:25 奥多摩駅集合(ex新宿駅発 6時15分 中央特快高尾行乗車立川6:41着、6:47発青梅行乗換、青梅7:18着 7:28発 奥多摩行乗車、奥多摩駅8:12着)
コース:2月17日 JR青梅線・奥多摩駅8:35発~<路線バス約35分>~鴨沢~小袖乗越~堂所~ブナ坂~奥多摩小屋跡~小雲取山(1937m)~雲取山(2017m)~雲取山荘(泊) 歩行約6時間
2月18日 雲取山荘~雲取山巻き道~ブナ坂~七ツ石山(1757m)~鷹ノ巣山(1736m)~奥~峰谷~<路線バス約35分>~奥多摩駅(解散) 歩行約5時間
*天候や参加者の体調によりコース変更する場合もあります。
*歩行時間に休憩は含みません。

2.持ち物

ザック、軽登山靴、ストック、雨具、ヘッドランプ、水筒、(軽)アイゼン、防寒具、昼食2食分
等ハイキングスタイル

3.募集人数と参加費

募集人数:15名(6時間以上歩ける方)
参加費:13,000円(消費税を含む)。なお雲取山荘宿泊代、交通費は含みません。

4.申込期間と申込方法

申込期間:2024年1月31日(水)まで
申込方法:以下のGoogleの入力フォームから必要事項をご記入ください。
入力フォーム:2024年「冬の雲取山」山行参加申込みフォーム

必要事項を入力後に参加費を下記(1)、(2)いずれかの方法でお振込みください。

(1)銀行振り込みで入金する場合
ゆうちょ銀行 店名:〇一九店(ゼロイチキュウ店)
口座番号 0317605 貯金種目 当座
名義 シャトウキョウトサンガクレンメイ
振り込み人名の前に、シゼンホゴを付けてください。
例:シゼンホゴ ヤマダタロウ
(2)郵便振替払込書で入金する場合
郵便振替口座番号 00130-9-317605
振込先名称 (社)東京都山岳連盟
払込書の通信欄に「雲取冬期山行」と書いてください。

問い合わせ先

〒101-0048 東京都千代田区神田司町2-10パークサイドセブン2F

Tel:03-3526-2550  Fax:03-3526-2551

受付時間:13:00-17:00(土・日・祝日除く)

Mail:shizen*togakuren.com(迷惑メール防止のためにご連絡の際にはお手数ですが「*」を「@」に変更してください。)

東京都の最高峰 雲取山を歩こう!

東京都の最高峰雲取山は日本百名山および関東百名山のひとつに数えられており、埼玉県と山梨県に接する2017mの名峰。山頂からは富士山は勿論、遠く南アルプスの峰々を望むこともできます。
2日間とも経験豊かな(公益社団法人)東京都山岳連盟自然保護委員会メンバーが同行し、周辺の環境や歴史等をご説明しながら安全で楽しい山登りを実施、参加の皆様の山に関する素朴なご質問にお答えする「山登り基礎講座」も行います。小屋主からの講話も予定しています。

実施日:2022年7月9日(土)~10日(日)
集 合:西武秩父駅9日午前8時15分(三峯神社行きバス乗り場に並んでください )
    ex 西武池袋6:50発(西武特急ちちぶ3号)―西武秩父8:14着
行 程:9日 西武秩父8:30発バス乗車<約75分>―三峯神社―霧藻ケ峰―芋ノ木ドッケ―雲取山荘泊(歩行コースタイム*約6時間)
   10日 雲取山荘―雲取山―奥多摩小屋跡―七ツ石山―鴨沢<路線バス約35分>―奥多摩駅(解散)(歩行コースタイム*約4.5時間)
   *コースタイムには休憩を含みません
装 備:ザック、軽登山靴、雨具、水筒、昼食2食分等ハイキングスタイル
備 考:路線バス利用のため、持ってきた荷物は全て背負って歩きます。
    詳細な行程表・装備リストはお申込みの方々にご案内します。
定 員:20名
参加費:11,000円 *消費税を含む。なお雲取山莊宿泊代(1泊2食、個室料10,500円)、バス代(ICカード利用 西武秩父~三峯神社950円、鴨沢~奥多摩駅639円)は含みません。
申込方法:参加希望の方は、6月30日迄に以下のGoogleの入力フォームに必要事項をご記入の上、下記(1)、(2)いずれかの方法でお振込みください。
    (*個人情報はこの山行に関して以外は利用いたしません。)
     ※申込みは終了しました。
    (1)銀行振り込みで入金する場合
      ゆうちょ銀行 店名:〇一九店(ゼロイチキュウ店)
      口座番号 0317605 貯金種目 当座預金
      名義 シャトウキョウトサンガクレンメイ
    (2)郵便振替払込書で入金する場合
      郵便振替口座番号 00130-9-317605
      振込先名称 (社)東京都山岳連盟
      払込書の通信欄に「雲取山参加費」と書いてください。
◎このイベントの参加にあたっては、以下にご留意の上、お申し込みください。
(1)7月2日(土)からの記入がある健康観察表(→こちらからダウンロードするか、同等のもの。若干の記入漏れは可)を当日の受付で提出することが参加の条件になります。
(2)新型コロナウイルスの感染の拡大防止のため、主催者の判断で中止になる場合があります。
(3)下記「◎感染拡大防止のための次の措置にご協力をお願いいたします」をご確認ください。

◎感染拡大防止のための次の措置にご協力をお願いいたします。
①以下の事項に該当する場合は、参加を見合わせてください。
   ア 体調がよくない場合(例:発熱・咳・咽頭痛などの症状がある場合)
     *花粉症による咳、くしゃみなどの場合は他参加者への説明のため事情を申告願います。
   イ 同居家族や身近な知人に感染が疑われる方がいる場合
   ウ 政府から入国制限、入国後の観察期間を必要とされている国、地域などへの渡航または当該在住者との濃厚接触がある場合 [詳細は外務省のホームページをご確認ください。https://www.mofa.go.jp/mofaj/index.html]
②不織布マスクを持参ください。参加受付時や会話をする際には不織布マスクを着用してください。
③こまめな手洗いなどによる手指消毒を実施してください。
④他の参加者、主催者スタッフなどとの距離(できるだけ2m以上)を確保してください。
⑤行動中に大きな声で会話などをしないでください。
⑥感染防止のために主催者が決めたその他の措置の順守、主催者の指示に従うよう願います。
⑦イベント終了後2週間以内に新型コロナウイルス感染症を発症した場合は、主催者に対して速やかに濃厚接触者の有無などについて報告してください。
⑧スマートフォンを使用されている方は、新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA)の使用を推奨いたします。[厚生労働省のホームページをご参照ください。https://www.mhlw.go.jp]

注意事項:
  ※各種フリーメールにつきましては、○○からの返信が届かずに申込が完了できない場合もございます。
  ※お申し込みは、「○○○(イベント名等) 申し込み完了のお知らせ」メールの受信をもって完了いたします。
   迷惑メールに分類されるケースがございますのでご注意ください。
  ※お申し込み後、申し込み完了のメールが届かない場合は、下記アドレスまでお問い合わせください。
   イベント当日のお問い合わせは対応しかねますので、ご了承ください。
問合せ:(公社)東京都山岳連盟事務局へメールか電話で
    〒101-0048 千代田区神田司町2-10 パークサイドセブン2階
       電話 03-3526-2550(月曜~金曜の午後1時から5時)
       Email:shizen@togakuren.com
    (*併せて東京都山岳連盟のホームページでもご案内しています。)

【自然保護まずはあなたの一歩から】(公社)東京都山岳連盟 自然保護委員会

高尾山クリーンキャンペーンのご案内 2022年

6月は環境月間、6月5日は世界環境デーです。これに合わせて公益社団法人東京都山岳連盟自然保護委員会では6月5日(日)”東京都の山”高尾山に登って清掃活動、自然環境保全などを訴える『クリーンキャンペーン』を実施します。新緑に彩られた高尾山はこの時期、杉の大木に着生する蘭の一種セッコクや黄色のジャケツイバラの花が満開になるなど魅力にあふれています。
当日は、京王線の高尾山口駅から薬王院経由で山頂に至る1号路をはじめ6号路、稲荷山コースなど3つのコースから山頂を目指します。各コースとも山のベテランが先導します。ご家族で、お友達と、あるいはお一人でもお気軽にご参加ください。
ゴミの無い、花と緑の美しい山。自然環境保全活動の裾野を一緒に広げていきましょう。

実施日:2022年6月5日(日) 雨天決行
集 合:京王線 高尾山口駅前広場 午前9時
    (都岳連の清掃山行を示す横断幕が目印です)
参加費:一人200円 小学生以下は無料
    ※保険代として現地で集金しますので100円玉をご用意ください。
持ち物:昼食、行動食、飲料水、雨具、軍手、ゴミバサミ(あれば)など
    日帰りハイキングのスタイル、歩きやすい靴でご参加ください。
    お子様は長袖シャツ、長ズボンの着用をお勧めします(マダニ被害等防止のため)。
コース:1号路、6号路、稲荷山コースを予定
解 散:午後1時頃、高尾山山頂で感謝状を差し上げて終了、解散となります。
定  員:50名(定員になり次第締め切ります)
申込期間:5月11日(水)から6月1日(水)まで
このイベントの参加にあたっては、以下にご留意の上、お申し込みください。
(1)5月29日(日)からの記入がある健康観察表(→こちらからダウンロードするか、同等のもの。若干の記入漏れは可)を当日の受付で提示することが参加の条件になります。
(2) 新型コロナウイルスの感染の拡大防止のため、主催者の判断で中止になる場合があります。
(3) 下記「◎感染拡大防止のための次の措置にご協力をお願いいたします」をご確認ください。
申込方法:参加希望の方は以下のURLのGoogleの入力フォームから下記事項を記載の上、事前にお送りください。
氏名(フリガナ)、住所、年齢、連絡先電話番号、メールアドレス、緊急連絡先(氏名、電話番号)、都岳連加盟団体加入の有無、JMSCA自然保護指導員登録の有無

※お問い合わせ:shizen@togakuren.com
※なお、職域など多人数の団体で参加を希望される方は、あらかじめ自然保護委員会の上記メールアドレスにご連絡ください。
◎日山協自然保護指導員の方で当日スタッフとして参加者の安全確保や誘導をして頂ける方は事前に自然保護委員会の上記メールアドレスにご連絡ください。

◎感染拡大防止のための次の措置にご協力をお願いいたします。
(1) 以下の事項に該当する場合は、参加を見合わせてください。
 ア 体調がよくない場合(例:発熱・咳・咽頭痛などの症状がある場合)
   *花粉症による咳、くしゃみなどの場合は他参加者への説明のため事情を申告願います。
 イ 同居家族や身近な知人に感染が疑われる方がいる場合
 ウ 政府から入国制限、入国後の観察期間を必要とされている国、地域などへの渡航または当該在住者との濃厚接触がある場合 [詳細は外務省のホームページをご確認ください。https://www.mofa.go.jp/mofaj/index.html]
(2) 不織布マスクを持参ください。参加受付時や会話をする際には不織布マスクを着用してください。
(3) こまめな手洗いなどによる手指消毒を実施してください。
(4) 他の参加者、主催者スタッフなどとの距離(できるだけ2m以上)を確保してください
(5) 行動中に大きな声で会話などをしないでください。
(6) 感染防止のために主催者が決めたその他の措置の順守、主催者の指示に従うよう願います。
(7) イベント終了後2週間以内に新型コロナウイルス感染症を発症した場合は、主催者に対して速やかに濃厚接触者の有無などについて報告してください。
(8) スマートフォンを使用されている方は、新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA)の使用を推奨いたします。
[厚生労働省のホームページをご参照ください。https://www.mhlw.go.jp]
(9) ワクチン接種を奨励します。ただし、参加の必要条件ではありません。

【自然保護まずはあなたの一歩から】 (公社)東京都山岳連盟 自然保護委員会

自然保護委員会について

 近年の急激な地球温暖化などにより、氷河は急速に細り、北極海では氷の減少で白熊が生息できなくなり、南太平洋の島国ツバルは海面下に沈むそうです。46億年前に誕生した地球は、わずか260年前の産業革命以降に急激に、私たちの存在する基盤である自然環境を破壊する道を歩んでいるそうです。
 温暖化対策の重要課題であるCO2削減では、日本の削減目標の半分を森林による吸収としていますが、この森林は山岳丘陵地帯を覆って守っています。一方で、世界でも稀少な日本の山岳森林には、人間や動物の行為により容易に荒廃するという脆弱性があります。
 自然を活動フィールドとしたスポーツ、文化活動である登山やハイキングでは、自然からの恩恵を享受すると共に、その自然を後世に引き継ぐことが重要です。私たちは、あらゆる場面で、自然環境への悪影響や干渉を最小限にする行動規範を身につけ、広げてゆきたいものです。
 自然保護委員会は、公益社団法人 東京都山岳連盟の専門委員会のひとつで、都岳連の山に関する自然保護活動を担うと共に、自然の重要な役割と保護を広く市民にアピールしています。
 委員会を毎月開き、約30名の委員が具体的な活動内容を決めています。山の美化、フィールドの情報収集、カタクリの保護、定期的な水質などの調査、自然保護指導員の育成、自然観察会を通じての社会・市民の意識向上など多様な活動を行っています。
 また、委員会の活動と並行して、委員個人としても尾瀬の湿原の復元や監視巡回、巻機山や丹沢での登山道の整備やお花畑の回復、五日市の里山保全などを行っています。
 委員の得意や関心などを原点に微力ながら「継続は力なり」を合言葉に、自然環境保全の活動の一端を担っています。

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活動の概要

活動の概要

1.カタクリパトロール

奥多摩 御前山にカタクリの群生地があります。 登山道にカタクリ保護の為踏み入れ禁止区域のロープを張り、毎年4月中旬から下旬迄の毎日スタッフが山頂に常駐しキャンペーンと監視をしています。 10年以上も続けていますので山の雑誌社から表彰も受け、毎年訪れてくる登山者には意識が定着してきました。 現在では主に観光バスで来る人々をターゲットにしています。

 2.春・秋の自然観察会
新聞のアウトドア欄などで参加者を募集して、奥多摩で春と秋の2回自然観察会をしています。 当初は外部から講師を招聘していましたが現在では30名の委員全員が講師をやれるようになりました。 花や樹木の名前を覚えるだけではなく、自然界の仕組みを学習する観察会です。 春には山菜の天婦羅、秋にはきのこ汁を振舞って参加者に喜ばれています。 春と秋、同じコースを歩き、季節の推移で植物がどの様に四季に対処しているかを観察しています。 20年も続けていますので世の中に自然環境保全の考えが浸透し、世論形成の一助になればと続けています。

3.高尾山清掃キャンペーン
1972年6月5日スウェーデンの首都ストックホルムで開催された国連人間環境会議を記念して、6月5日が世界環境デーと設定されました。 我々は毎年6月第一日曜日京王高尾山口駅で都岳連のゴミ袋を配布し、一般登山客にクリーンキャンペーンをしています。 やり始めた頃は未だゴミがありましたが、最近は殆ど見当たらなくなりました。 1972年に始まった尾瀬のゴミ箱撤去運動の影響もあり世間の風潮と相まって効果が現われたものと自負しているところです。 人間が自然を保護できる訳でもありませんが長く続けていればなんとかなるものだと考えながらやって行こうと思っています。

4.奥多摩山系水質調査
カタクリの御前山他2ヶ所で3月から12月迄毎月1回水質調査をしています。 山の水は冷たくてきれいで美味しいとの概念がありますが実際には大腸菌で汚染されて飲用不適です。 調査を開始して10年余り経ちます。 登山者のモラルの向上に役立つ基礎データとしてこれからも続けて行きます。

5.雲取山定点観測
毎年7月と12月一泊で東京都の最高峰雲取山へ登り、山域調査、山小屋のトイレ調査を続けています。

6.日本山岳協会自然保護指導員の募集と研修
机上講習、実地研修を受けた人を指導員の資格アリとして日本山岳協会へ推薦しています。 また、指導員になって5年以上経った人には自然保護委員会の行事に参加してもらい再教育も行っています。 現在都岳連には270名の指導員が登録されており、昨年は19名今年は15名が新しく参加してきました。 自然に対する高い意識を持った人々も養成しています。 


7.日山協の自然保護全国大会やその他のイベントなどに参加しています。

自然保護委員会について アジア山岳連盟国際自然環境会議

アジア山岳連盟国際自然環境会議2007in松本 にて、委員長が都岳連自然保護委員会の紹介をしました。

 北極の氷が70−80年代頃に比べて日本列島の7.5個分も解けてしまっているそうです。南極の氷もそうだと思いますが地球温暖化のスピードが急激に上がっています。その為、南太平洋に浮かぶ美しい珊瑚礁の島ツバルは海水面の上昇により世界で最初に沈む国だと言われています。既に住民は脱出を決意したそうです。
 地球の誕生が46億年前、人類の出現が600万年前とするならば産業革命後のたった260年前頃から人間は自然界の循環サイクルを断ち切って急速に地球破壊を始めました。

 私達の東京都山岳連盟自然保護委員会は、社会人・大学等の山岳団体260団体が加盟している公益社団法人東京都山岳連盟の中の一つの委員会です。自然保護委員会には30名程のメンバーがいます。毎月委員会を開き、年間計画の基に活動をしています。
 「継続は力なり」、少人数ではありますがたゆまぬ努力と継続で社会の自然に対する意識を喚起すべく啓もうに努めています。

 
 (アジア山岳連盟国際自然環境会議2007in松本から)
  自然保護指導員 徳永邦光