爽秋の里山ハイキングと自然観察会のご案内 2021年秋[終了]

p20211002yokosawairi2.png奥多摩の入口、五日市丘陵をハイキングしながら秋の里山を楽しみましょう。人々が暮らしてきた歴史を知り、秋の山野草など自然を観察します。
東京都の里山保全第1号に指定された横沢入は、五日市丘陵の中で貴重な自然が残る地域で、谷地田の景観と自然の生態系が保たれています。また、石山の池周辺では、伊奈石と呼ばれる良質な砂岩が産出され、石碑、石仏や石臼などに利用されてきました。現在もその採掘跡や運搬道などを見ることができます。
期日  2021年 10月17日(日)
      雨天決行(コースを一部変更することがあります。)
集合  JR五日市線 武蔵増戸駅前(むさしますこ)午前 9時
定員  20名(定員になり次第締め切ります。)
コース 初心者向き (小グループ単位で歩きます。)
    武蔵増戸駅→横沢入→石山の池→天竺山→三内神社→武蔵五日市駅
解散  15時ごろ JR武蔵五日市駅
参加費 2,000円(消費税込、保険料、資料代など)
    学生・生徒と都岳連の会員は1,800円、 小学生以下は無料
持ち物 昼食、行動食、飲料水、雨具、帽子、手袋など
    新型コロナウイルス感染予防品(不織布マスク、手指消毒剤やトイレの除菌シート)
    ハイキングスタイルでご参加ください。ウォーキングシューズか軽登山靴を推奨します。
この講習会の参加にあたっては、以下にご留意のうえお申し込みください
 (1)新型コロナウイルスの感染の拡大防止のため、主催者の判断で中止になる場合があります。
 (2)中止やキャンセルの場合、入金額から実費(返金料金、保険料など)を控除して定額を返金いたします。
 (3)後述の「◎感染拡大防止のための次の措置にご協力をお願いいたします」をご確認ください。
申し込みの手順と問い合わせ
    申し込期間  10月1日(水)から10月15日(金)までp20180730qrivententy.png
  1.都岳連事務局へWeb(右のQRコード)やメール(下のQRコード)でご連絡ください。
      氏名、ふりがな、年齢、連絡先電話番号、住所、一般/加盟員/学割
      Email: koshu@togakuren.com
      Tel: 03-3526-2550(月から金曜日の13時から17時)
      Fax: 03-3526-2551p202001qrmailkoshu.png
  2.受付の連絡が事務局からありますので、ご確認ください。
  3.参加費をどちらかの方法でお振込みください。
     (1)銀行振り込みで入金する場合
      ゆうちょ銀行 店名:〇一九店(ゼロイチキュウ店)
      口座番号 0317605 貯金種目 当座
      名義 シャトウキョウトサンガクレンメイ
      振り込み人名の前に、シゼンホゴを付けてください。
      例:シゼンホゴ ヤマダタロウ
     (2)郵便振替払込書で入金する場合
      郵便振り替口座番号 00130-9-317605
      振込先名称    (社)東京都山岳連盟
      払込書の通信欄に「自然観察会」と書いてください。
◎感染拡大防止のための次の措置にご協力をお願いいたします。
 (1)以下の事項に該当する場合は、参加を見合わせてください。
  ア 体調がよくない場合 (例:発熱・咳・咽頭痛などの症状がある場合)
    ※花粉症による咳、くしゃみなどの場合は他参加者への説明のため事情を申告ください。
  イ 同居家族や身近な知人に感染が疑われる方がいる場合
  ウ 過去14日以内に政府から入国制限、入国後の観察期間を必要とされている国、地域等への渡航、
    または当該在住者との濃厚接触がある場合
 (2)不織布マスクを持参ください。(参加受付時や受講している時、会話をする際には着用ください。)
 (3)こまめな手洗い等による手指消毒を実施してください。また、うがいをお願いいたします。
 (4)他の参加者、主催者スタッフ等との距離(できるだけ2m以上)を確保してください。
   (障がい者の誘導や介助を行う場合を除く)
 (5)受講中に大きな声で会話等をしないでください。
 (6)感染防止のために主催者が決めたその他の措置の遵守、主催者の指示に従うようお願いいたします。
 (7)イベント終了後2週間以内に新型コロナウイルス感染症を発症した場合は、主催者に対して速やかに濃厚接触者の有無等について報告してください。
 (8)スマートフォンを使用されている方は、新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA)の使用を推奨いたします。[厚生労働省のホームページからCOCOAで検索してください。https://www.mhlw.go.jp]
 (9)新型コロナウイルスのワクチン接種を奨励いたしますが、参加の必要条件ではありません。
【自然保護まずはあなたの一歩から】 (公社)東京都山岳連盟 自然保護委員会

御前山カタクリパトロール始まりました。2021年度[終了]

2021年4月10日より、都岳連自然保護委員会の恒例行事カタクリパトロールが始まりました。
今年は春の訪れが早いとの予報もあって、例年より1週間早めての実施としました。事実、桜の開花をはじめ数多くの事象で記録の塗り替えがありましたが、前日9日には奥多摩の山々には降雪もある程の寒の戻りもあって、御前山のカタクリに関しては、開花は例年並みとの印象です。
コロナウイルス禍の中で再開した今年のパトロールは、カタクリの保護を訴える看板の設置と定点での花株調査に絞りました。例年のような自然保護指導員の皆様の協力を得た多くの人員を要する保護柵の設置やカタクリの分布調査は控えて感染拡大防止に留意しました。
p20210410kanban.jpg p20210410kabuchousaDpoint.jpg
p20210410katakuri1.jpg p20210410katakuri2.jpg
初日の10日、先行して杭やロープ等の資材チェックやメンテナンスをしてくれたメンバーと合流し、総勢15名で御前山避難小屋より①大ダワ方面、②湯久保尾根、③御前山山頂〜惣岳山山頂〜体験の森内カラマツの広場、活動の広場に至る登山道およびアセビの広場からヒノキの広場に至る山道、③大ブナ尾根〜サス沢山付近、④惣岳山〜ソーヤの丸デッコおよび巻道〜小河内峠〜奥多摩湖をパトロールし、カタクリ保護を訴える看板を取り付けるとともに定点6カ所で花株調査を行いました。
3月27日および4月3日に入山した折には見られなかった活動の広場付近、ソーヤの丸デッコ巻道、大ブナ尾根等でカタクリの花がみられましたが、残念ながらその多くは防鹿柵内でした。ただし、陽当たりが良いにも拘わらず木々の芽吹きや下草もない柵(ソーヤの丸デッコ巻道合流付近、柵ナンバー⑧など)もあり、柵の設置効果についての検証が必要と思います。
勿論、柵のない箇所にも見事に開花した株、大きな片葉を持つ株も見られ、特に体験の森内カラマツの広場と湧水の広場を結ぶ登山道や大ブナ尾根には例年より多くの大きな片葉があり、今後の推移が楽しみです。
現時点では5月9日(日)に看板等の撤収作業を予定しています。御前山のカタクリについてお気づきの点などは自然保護委員会にお寄せ下さい。
写真:カタクリ保護の看板、定点株調査、開花株

自然保護と環境保全について :委員のつぶやきコラム

自然保護と環境保全について
これらは度々申し上げて参りましたが、今尚、区別が一般化されていない様ですので(例えば岳連通信2010年第1号巻頭言)この際、申し上げる事としました。
「自然保護」とは、人間以外の諸生物(植物・動物・菌類)及び一部無機物としての自然物(岩石・鉱物)の本来のままで保存する事で、人による破壊から守る事です。
「環境保全」とは、人間を中心とした生活圏の確保・保全(大気汚染・騒音・振動)で、両者には重複点が多くあるから、実状では判然としない場合も多い。
私達の活動も、現状では重複している事が多く、こうやって理屈を述べ理論的に分類して、自然保護に類する事だけを活動すると云う訳ではないが、これらの点をよく理解した上で、行動してゆくべきだと思います。
新村 貞男