中止となりました。山岳自然環境セミナー第3回 山岳団体自然環境連絡会

第3回山岳自然環境セミナー山岳団体自然環境連絡会
【新型コロナウイルスの対策のため、本セミナーは中止となりました。】
山の環境に興味を持っていただきありがとうございます。 2020/02/24更新
テーマ: 山は誰が守るのか 〜山小屋から見た山の環境〜
山を舞台にした登山は世代を超え、様々な利用形態の広がりのなかで多様化し拡大の方向となっています。多くの人が山を気軽に親しめるようになった反面、誰が山の自然環境を守り、誰が登山道を維持管理するのか、誰がその費用を負担するのか、私たち登山者は深く考えず歩いています。
本セミナーは、宿泊施設の提供、登山道の維持管理、遭難者の救助活動、自然環境の保全など、登山者が安全・快適に山を楽しめるサービスを提供してきた山小屋の公共的な役割の現状と課題を議論し、誰がどう山岳の環境を守るのかを考えます。
これからの山の適正な利用のあり方や、山の自然環境保全を考える良い機会であり、多くの方のご参加を期待します。
◆日程: 3月29日(日) 13時〜17時 (受付開始 12:40)
◆場所: 国立オリンピック記念青少年総合センター センター棟401号室
 小田急線 参宮橋駅 7分、地下鉄千代田線 代々木公園駅 10分
◆内容 敬称略
◎基調講演: 日本の山が危ない 〜登山の経済学〜
 講演者 週刊ダイヤモンド編集部 鈴木洋子
◎ディスカッション: 山の保護と利用に、山小屋、登山者、行政のできること
1.パネリストからの報告
 (1)「三ッ峠での自然保護活動の歩み」 三ッ峠山荘 中村光吉 
 (2)「山小屋の現場から見た登山の現状」 殺生ヒュッテ 山本 さよ子
 (3)「山岳利用の現状と課題」 環境省自然環境局自然環境情報分析官 徳丸 久衛
2.討議&質疑応答 モデレータ: 日本ヒマラヤン・アドベンチャー・トラスト 張 晶子
◆参加費(資料代): 700円(学生無料)
◆参加予定人数:  100人
◆申し込み方法は、2月中旬頃に掲載
リーフレットはこちらからダウンロードできます。
主催 山岳団体自然環境連絡会
構成メンバー: (公社)日本山岳・スポーツクライミング協会、日本勤労者山岳連盟、(公社)日本山岳会、(NPO法人)日本ヒマラヤン・アドベンチャー・トラスト、(公社)東京都山岳連盟、(公社)日本山岳ガイド協会、山はみんなの宝クラブ

奥多摩小屋のテント利用 再開に向けて協議を始める

令和2年度より五十人平(奥多摩小屋付近)のテント利用の再開に向けて環境省、東京都、奥多摩町で協議を始めるそうです。
その前提として、自然公園法上の公園管理計画では奥多摩小屋は現在「宿泊施設」としてのみ許可されている(つまり、野営場としての許可は受けていない)ところから、これを『野営場』に変更しなければなりませんが、その変更についても土地所有者の東京都水道局も、許可を出す環境省も了解しているとのことで、テント場再開に向けてかなりの進捗といえます。
この情報は2020年1月24日(金)に田村利光 東京都議会議員より電話で頂きました。1月23日に東京都環境局自然環境部緑環境課からの連絡があったとのことです。
小屋の解体時期についての言及はなかったようですが、ここにきて漸く良い方向に動き出したようです。
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写真:2019/12/08の自然保護委員会の雲取山環境調査時に撮影
奥多摩小屋のテント場(閉鎖)、水場に下りる登山道、奥多摩小屋(閉鎖)、奥多摩小屋トイレ(閉鎖)

奥多摩小屋の状況 2019.10.29調査の報告 

2019.10.26~27に、台風19号の爪痕が色濃く残る奥多摩へ行ってきました。
奥多摩の登山道は未だ通行止め、通行注意箇所が多々あり、当初予定していた稲村岩尾根ルートが使えないため鴨沢から入山した。七ツ石山からブナ坂の巻き道も閉鎖のため、マムシ岩からまず七ツ石小屋に向かい、更に千本ツツジへの分岐に荷をデポして、七ツ石山、ブナ坂へ。奥多摩小屋を往復し、鷹ノ巣避難小屋に宿泊、翌朝石尾根を奥多摩町に下山ました。
奥多摩小屋が閉鎖されてから7か月近くを経過し、無住状態で老朽化した建屋が台風に耐えられたか心配されたが、小屋は外から見る限りダメージを受けた様子はなく、また今期奥多摩町で予算化された解体作業は全く進んでいない様子だった。
違法に張られたテントもなく、閉鎖されたことは広く行き渡っているようである。しかし、テント場から水場に下りるルート上には倒木が通路を塞ぎ、通行に難渋した。
また、水場は崩れて体をなさず、斜面を流れ下る大量の雨水が滝のように水場の落ち口に直接注いでいた。この水が飲料に適するかどうかは調査が必要と思う。
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小屋から鷹ノ巣避七ツ石山に登り返し、鷹ノ巣難小屋までは石尾根巻き道を利用した。登山道には折れた小枝が目についたものの、通行に全く支障はなかった。
鷹ノ巣避難小屋は奥多摩小屋閉鎖の影響か、予想に反し大賑わい。小屋宿泊者は16名で、我々パーティーのうち3名は土間に寝た程。小屋利用者意外にも、テントを張るパーティもあった。
翌朝、鷹ノ巣山へ。薄曇りではあったが十分に展望を楽しみ、更に六ツ石山を越え、奥多摩町まで石尾根を下った。途中、エスケープルートとなる三ノ木戸山分岐から先の林道は通行止めとなっているが、石尾根ルートには特に問題箇所はなかった。
奥多摩町は断水が続いていた。駅前の飲食街もやっと26日から営業を再開した店舗が多いとのことであるが、まだまだ給水車に頼った生活が続いている集落もある。
完全な復旧は未だ遠いとの印象を受けた山行であった。
小高 記
写真:雨水が流れる水場跡、日原街道を廻避する看板

自然保護指導員研修会・公開講演会のご案内 2019年度[終了]

2019年度 自然保護指導員研修会・公開講演会のご案内
この研修会は公開講演会を兼ねていますので、山岳自然保護に関心のある方はどなたでもご参加いただけます。
基調講演では、「木を知る・木に学ぶ」と題して樹木医・森林インストラクター、日本山岳会の石井誠治氏にお話いただきます。
公益社団法人日本山岳・スポーツクライミング協会(JMSCA)では、自然保護指導員制度を定め、日本の山岳各地の自然環境の保全に寄与する活動をすすめています。この研修会は、既に自然保護指導員で活躍している方々、これから自然保護指導員を志す方々に向け、自然保護指導員としてのあり方や自然への一層の理解などにつき研鑽の機会を提供するものです。
日時: 2020年1月25日(土)13:30〜16:30(開場13:10)
会場: 国立オリンピック記念青少年センター センター棟304号室
     東京都渋谷区代々木神園町3-1 URL https://nyc.niye.go.jp
     最寄り駅: 小田急線参宮橋駅 徒歩約8分
対象: 山岳自然保護に関心のある方、自然保護指導員
 2020年3月末に自然保護指導員資格の更新が必要な方と昨年度更新手続きが未了な方は、更新のための条件にもなりますのでご参加ください。
プログラム:
・自然保護指導員についてJMSCA自然保護常任委員会より報告
・関東地区各県岳連自然保護委員会活動報告、など
・基調講演「木を知る・木に学ぶ」
  石井誠治氏(日本山岳会所属 樹木医・森林インストラクター)
参加費: 500円(消費税込)開催当日受付にてお支払いください。
 なお、2019年度の都岳連で新規登録した自然保護指導員は参加費不要です。
申し込み締め切り: 2020年1月17日(金)
ご案内のPDFファイルのダウンロード: → 自然保護指導員研修会・公開講演会のご案内2019年度
申込み、問合わせ先:
 メールか電話でお問合せください。
 Eメール: koshu@togakuren.com
 電話:   03-3526-2550(月~金の13時~17時)
 (公社)東京都山岳連盟 事務局
 メールの場合は「自然保護研修会参加希望」、氏名、所属団体名、連絡先をご記入ください。
主催:(公社)日本山岳・スポーツクライミング協会自然保護常任委員会
主管:(公社)東京都山岳連盟自然保護委員会

日山協 自然保護指導員 更新手続きのご案内 2019[終了]

(公社)日本山岳・スポーツクライミング協会(JMSCA)自然保護指導員 更新手続きについて
(公社)東京都山岳連盟から自然保護指導員の登録、更新を行い、有効期限の5年を迎える方は更新の時期となります。更新の対象になる自然保護指導員の方には、来年度からも引き続き自然保護指導員としてご活躍いただきたく、更新の手続きをお願い申しあげます。
1.更新の対象者について
 自然保護指導員 証明書の有効期限が、2020年3月(平成32年)である方。
 これは、2015年(平成27年)4月に認定された方、および更新された方が対象になります。
2.更新のための条件について
 都岳連自然保護委員会主催の2015年4月から2019年1月までの、次の何れかの行事に参加されていること。
  自然保護指導員の研修会、カタクリパトロール、クリーンキャンペーン(清掃山行)
  自然観察会(春、秋)、おもしろ地球観察会など
 なお、事情によりこれらの条件が充足出来ない場合はご相談ください。
3.更新の手続について
(1)更新申請書に必要事項を記入の上、こちらのWebページからか都岳連事務局にメール、またはご郵送ください。
 更新手続きの案内と更新申請書は、→こちらよりダウンロードできます。
   (Adobe Readerなどで表示、印刷できます)
(2)更新料(更新料、および事務手数料) 3,000円をどちらかの方法でお振込みください。
  ●郵便振替払込書で入金する場合
   郵便振り替口座番号 00130-9-317605
   振込先名称    (社)東京都山岳連盟
   払込書の通信欄に「自然保護指導員 更新料」と書いて下さい。
  ●銀行振り込みで入金する場合
   ゆうちょ銀行 店名:〇一九店(ゼロイチキュウ店)
   口座番号 0317605 貯金種目 当座
   名義 シャトウキョウトサンガクレンメイ
   振り込み人名の前に、シゼンホゴを付けて下さい。
   例:シゼンホゴ ヤマダタロウ
(3)申し込みの期間は、2019年12月2日(月)から2020年1月25日(土)まで
4.問合わせ先
 〒101-0048 東京都千代田区神田司町2-10 パークサイド7ビル 2F
 (公社)東京都山岳連盟 事務局
  電話 03-3526-2550(月から金の13時から17時)
  Eメール: koshu@togakuren.com
自然保護指導員の研修会について
 更新のための条件にある自然保護指導員の2019年度の研修会には、ぜひご参加ください。

都岳連 自然保護委員会のWebサイトのURLが変わりました。

都岳連 自然保護委員会のWebサイトのURLが変わりました。 2019/11/19,2022/2/22,2022/4/1

新 URL https://shizen.togakuren.com

旧のURL https://mt-shizen.org は、2021/10/02時点で都岳連とは関係の無い方が使われているようです。
誤って、アクセスされた場合は新URLにアクセスをお願いいたします。

2020年度(令和2) 都岳連 自然保護委員会 予定表

2020年度(令和2) 都岳連 自然保護委員会 予定表 [2020.7.28 6版]

※この予定表は、今後の事業内容や日程が変更される可能性があります。特に今年度はCOVID-19対策のため多くのイベントが中止になりました。※下線の付いたイベントは一般の方を対象としています。

委員会
実施内容 /担当
案内・準備
都岳連・日山協
2020年
3
24
28(土) 樹木観察会(皇居東御苑) ※中止

新規指導員募集案内 /育成

カタクリパトロール隊員募集

自然保護委員 認定

29 山岳自然環境セミナー/山岳団体自然環境連絡会中止

環境省表彰
自然公園指導員活動報告 案内送付

4
中止28
4/11(土)~5/10(日)カタクリパトロール
4/11(土)看板等設置、5/10(日土)撤収 /調査
※中止 4/3

自然保護指導員通信 前期発行 /育成

4/13 クリーンキャンペーン案内

4/131~5/14 春の自然観察会募集期間

10 環境省 自然公園指導員活動報告まとめ
4/5奥多摩開山祭
5
20
17(日) 春の自然観察会(弁天山) /啓もう ※中止 4/12

30(土) 樹木観察会(皇居東御苑) ※中止 4/5

※第3水曜日
JMSCA 指導員承認
6(休) 自然観察会の下見 /啓もう
26 都岳連総会
6
23
7(日) クリーンキャンペーン(高尾山) /啓もう ※中止 4/12

20(土)~21(日) 自然保護委員会研修(三つ峠) /育成 ※中止 5/18

自然保護指導員 認定

6/1~6/25 自然保護指導員募集期間

6/1~7/8 夏季環境調査(観察会兼) 募集期間

山岳自然環境研究会1 (6/20と合同)
7
28
5(日) 全国一斉水質調査 /調査 ※日変更

11(土)~12(日) 雲取山 夏季環境調査(観察会兼)/調査 ※観察会中止 5/18

8
25
8/1-9/24 おもしろ地球観察会 募集期間
9
29
27(日) おもしろ地球観察会(びり窪沢周辺) /啓もう 9/1-10/24 秋の観察会 募集期間 9/上旬1泊2日
山岳自然環境研究会2(秩父・武甲山、鉱山視察)
10
27
18(日) 秋の自然観察会(弁天山) /啓もう

自然保護指導員通信 後期発行 /育成

17(土) 自然観察会の予備下見
11
28
2(月) JMSCA自然保護指導員 新規認定講習会 机上(都岳連事務所) /育成 ※変更後、中止

7(土) JMSCA自然保護指導員 新規認定講習会 実地( ) /育成

28(土) 委員会・企画会議

※第4土曜日 7〜8 自然保護委員総会(国立オリンピック記念青少年総合センター)
12
12(土)~13(日) 雲取山 冬季環境調査(観察会兼) /調査
2021年
1
26
30(土) JMSCA自然保護指導員研修会、公開講演会 /育成 ※中止 23 新年会
30 自然保護指導員研修会
 ※中止
2
24
JMSCA 指導員承認
3
23
27(土) 樹木観察会(皇居東御苑) ※中止 カタクリパトロール準備開始

自然保護指導員 認定

環境省表彰

● カタクリパトロールは、4月11日(土)に1回目の分布調査日、期間内で分布調査を行う予定。

12月7日 冬の雲取山を都岳連自然保護メンバーと歩こう! [終了]

p20191102kumotori.pngのサムネイル画像東京都の最高峰雲取山は日本百名山、および関東百名山のひとつに数えられており、埼玉県と山梨県に接する2,017mの名峰。山頂からは富士山は勿論、遠く南アルプスの峰々が望めます。
経験豊かな(公益社団法人)東京都山岳連盟自然保護委員会メンバーが同行し、周辺の自然環境や歴史等をご説明しながら安全で楽しい山登りをします。参加の皆様の山に関する素朴なご質問にお答えする「山登り基礎講座」も行います。
実施日: 2019年12月7日(土)〜8日(日)
集合:  JR奥多摩駅 7日 午前 8時25分 (新宿駅発6時46分ホリデー快速おくたま1号が便利です。)
行程:
  7日 JR青梅線・奥多摩駅 8:35発―<路線バス約35分>―鴨沢…小袖乗越…堂所…七ツ石小屋…七ツ石山(1757m)…ブナ坂…奥多摩小屋跡…小雲取山(1937m)…雲取山(2017m)…雲取山荘(泊)
  *実施日までに登山道が整えば七ツ石巻き道を利用します。 歩行約6時間
  8日 雲取山荘…雲取山…ブナ坂…七ツ石山…七ツ石小屋…小袖乗越…鴨沢―<路線バス約35分>―奥多摩駅(解散) 歩行約4時間
定員:  15名(6時間以上歩ける方)
費用:  11,000円(消費税を含む。) なお、雲取山莊宿泊代(1泊2食一般8,200円)・バス代(ICカード往復1,278円)は含みません。
装備:  ザック、軽登山靴、ストック、雨具、ヘッドランプ、水筒、軽アイゼン、昼食2食分等、ハイキングスタイル
備考:  路線バス利用のため、荷物は全て背負って歩きます。
     詳細な行程表・装備リスト、費用の振込先等は、お申込みの方に直接ご案内します。
申込み: 11月29日までに、問い合わせ先へメールか電話により次の内容でお申込み下さい。
     住所、氏名、生年月日、自宅電話番号、携帯番号、緊急連絡先、これまでの山歴、山岳保険加入の有無
     *個人情報はこの山行および自然保護委員会の行事案内以外には利用致しません。
先日の台風はこの山域にも至る所に爪痕を残しました。雲取山に繋がるルートのいくつかは未だ通行止めや通行注意箇所があります。日も短く寒冷の時期でもあることも考慮して、この頂に至る最短ルート、山梨県側の鴨沢登山口から七ツ石山経由で入山、山頂を経て直下の雲取山荘に宿泊、翌日往路を戻ります。
問合わせ (公社)東京都山岳連盟 事務局p201810qrmailshizen.png
 Email: shizen@togakuren.com
 電話: 03-3526-2550(月曜〜金曜の午後13時から17時)
 〒101-0048 千代田区神田司町2-10 パークサイドセブン2階

10月27日(日) おもしろ地球観察会 実施いたします。[終了]

10月27日(日)に予定されている「おもしろ地球観察会 紅葉の三頭山を訪ねて」は、予定通り実施いたします。

台風19号の影響で通行止めになっていた数馬・藤倉行きのバスが運行されました。また、10月14日に行った現地の下見において、三頭山の都民の森は幸い被害が少なく通常通り歩けることが分かりました。
予定通り雨天決行で、実施いたしますので、まだお申し込みされていない方は是非お申し込み下さい。

おもしろ地球観察会 紅葉の三頭山を訪ねて[終了]

p20080907tisitu.jpgのサムネール画像

奥多摩の東京都檜原都民の森の森林館から三頭大滝に続くセラピーロードをゆっくり歩きながら地質を観察、三頭大滝の流れ落ちる断層がどのように出来たのかを考えます。ジオ専門の会員がガイドします。

更に、野鳥観察小屋から回廊の路を通り、野鳥の観察と秋の紅葉を楽しみます。三頭山には92種類もの野鳥が生息し、その大半はこの森の住人と云われています。野鳥観察ガイドの話を聞きながら散策します。お一人でも、あるいはご家族・友達をお誘いの上、是非ご参加下さい。

三頭山は、火山列島の日本にあって奥多摩で唯一の火成岩の山です。今から750万年前マグマが上がりはじめ少しずつ冷えて石英閃緑岩(せきえいせんりょくがん:深成岩)になっていきました。マグマの上昇により接触した周りの泥岩と砂岩は熱で変成してホルンフェルスになりました。260万年前頃には雨風に浸食されて石英閃緑岩の三頭山となったのです。

実施日:2019年 10月27日(日) 雨天決行
集合: 8:50 JR五日市線 武蔵五日市駅南口前 (08:48着ホリディ快速が最終)
   数馬行バス 9:00発に乗車。遅れないようにご注意下さい。
コース:都民の森 森林館→三頭大滝→野鳥観察小屋→鞘口峠→森林館
   歩程3〜4時間、解散:武蔵五日市駅 16:20頃の予定
参加費:一般 1,500円 都岳連会員 1,300円 小学生無料(保険、資料代など)、交通費は別途自己負担
定員: 30名 小学生以上(先着順、定員になり次第締め切ります)
装備: 雨具など一般のハイキングスタイル、昼食、飲料水、行動食(飴、チョコなど)
   靴は歩きやすい登山靴かハイキングシューズで。双眼鏡やルーペがある方はお持ちください。(野鳥・岩石観察)
申込: 2019年9月2日(月)〜10月24日(木)

申し込み方法・問い合わせ
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  都岳連事務局へ次の内容をメールかWeb(QRコード)、電話かFAXでお申し込み下さい。
  氏名(フリガナ)、性別、年齢、連絡先電話番号、住所、一般・都岳連会員区別
  Email:koshu@togakuren.com
  電話 03-3526-2550(月曜〜金曜の13時〜17時) FAX 03-3526-2551
参加費をどちらかの方法でお振込みください。
(1)銀行振り込みの場合
  ゆうちょ銀行 店名 〇一九店(ゼロイチキュウ店)
  口座番号 0317605 当座預金 名義 シャトウキョウトサンガクレンメイ
  振り込み人名の前に「シゼンホゴ」を追加ください。
(2)郵便振り込みの場合
  郵便振替 口座番号 00130-9-317605 振り込み先名称 (社)東京都山岳連盟
  振り込み書の通信欄に「自然観察会参加費」と書いてください。

【自然保護まずはあなたの一歩から】公社)東京都山岳連盟自然保護委員会

2019年度(平成31) 都岳連 自然保護委員会 予定表 [2019.6.25 3版]

2019年度 都岳連 自然保護委員会 予定表 [2019.11.17 4版]
※この予定表は、今後の事業内容や日程が変更される可能性があります。

※下線の付いたイベントは一般の方を対象としています。

 
委員会
実施内容 /担当
案内・準備
都岳連・日山協
2019年
3
26

新規指導員募集案内 /育成

カタクリパトロール隊員募集

自然保護委員 認定

3/1~4/18 自然保護指導員募集期間
3/1~4/18 春の自然観察会募集期間

環境省表彰
自然公園指導員活動報告 案内送付

4
23

4/13(土)~5/11日(土)カタクリパトロール
 4/13(土)看板等設置、5/11(土)撤収 /調査

17(水),20(土) 日山協・自然保護指導員 新規認定講習会 /育成
 机上(都岳連事務所),実地(御前山)

21(日) 春の自然観察会(青梅 赤ぼっこ) /啓もう

自然保護指導員通信 前期発行 /育成

4/13 クリーンキャンペーン案内
714(日) 自然観察会の下見 /啓もう

107 環境省 自然公園指導員活動報告まとめ
4/7奥多摩開山祭
5
28

25(土) 樹木観察会(皇居東御苑) /啓もう

日山協 指導員承認

28 都岳連総会

6
25

1-2(日) 全国一斉水質調査 /調査
2(日) クリーンキャンペーン(高尾山) /啓もう

2316(日) 自然保護委員会研修(多摩森林科学園)

自然保護指導員 認定

6/1-7/10 夏季環境調査(観察会兼) 募集期間

日山協委員研修( )

7
23

20(土)~21(日) 雲取山 夏季環境調査(観察会兼) /調査

   
 
8
27
     
9
24
 

9/1-10/24 秋の観察会 募集期間

 
10
2922

27(日) 秋の自然、おもしろ地球観察会(三頭山) /啓もう

自然保護指導員通信 後期発行 /育成

19(土) 自然観察会の予備下見

関東地区 自然保護交流会
11
17

17(日) 委員会・企画会議

9(土)〜10(日)自然保護委員 総会(宮城) ※第3日曜日
12

7(土)~8(日) 雲取山 冬季環境調査 /調査

   
2020年
1
28

25(土) 26(日) 自然保護指導員研修会、公開講演会 /育成

※6/25日付変更 12 日山協新年会
2
25
  日山協 指導員承認

 

3
24

3/28(土) 樹木観察会(皇居東御苑)※11/17追加

 

カタクリパトロール準備開始

自然保護指導員 認定

環境省表彰

● カタクリパトロールは、4月13日(土)に1回目の分布調査日、期間内で分布調査を行う予定。

高尾山のクリーンキャンペーン(2019年)の速報です

世界環境月間の6月に新緑の高尾山で行われたクリーンキャンペーンの写真による速報です。

2019年の高尾山クリーンキャンペーンは、2019年6月2日(日)に薄曇りの初夏の緑の中、総勢101名により実施できました。参加者は団体を含めて一般参加者が73名になり、自然保護指導員の応援者と自然保護委員会などのスタッフ28名で実施しました。

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高尾山山頂ではお礼の言葉に続いて参加者の皆さんに感謝状を差し上げました。また、頑張って山頂まで登ったお子さんには自然についての冊子をプレゼントいたしました。携帯トイレの話や気象委員会からの気象、道迷いを防ぐGPSアプリの話があり無事終了となりました。参加された皆さま、ご支援いただいた自然保護指導員の皆さまに感謝申し上げます。

なお、高尾山一帯ではキアシドクガの大量発生でミズキの木のほとんどで葉をきれいに食べられていました。城山経由で下山した参加者の皆さまは、ウツギやガマズミ、エゴの木の花などを観ることができました。
また、この日は全国一斉の環境調査が行われ、自然保護委員会では日影沢と琵琶滝、御前山で水質調査を行ないました。

ゴミの無い、花と緑の美しい山。自然環境保全活動の裾野を一緒に広げていきましょう。

写真:出発前高尾山口駅前、高尾山山頂付近での閉会式、サイハイランの花、ガマズミの花。

7/20 東京都の最高峰 雲取山を歩こう! 自然保護委員がご案内[終了]

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東京都の最高峰 雲取山は日本百名山および関東百名山のひとつで、埼玉県と山梨県に接する2017mの名峰。山頂からは富士山は勿論、遠く南アルプスの峰々を望むこともできます。
経験豊かな(公社)東京都山岳連盟自然保護委員会メンバーが同行し、周辺の自然環境や歴史等をご説明しながら安全で楽しい山登りを実施、参加の皆様の山に関する素朴なご質問にお答えする「山登り基礎講座」も行います。
暑い時期でもあることから山頂に至る最短ルート、山梨県側の鴨沢登山口から入山、山頂を経て直下の雲取山荘に宿泊、翌日は七ツ石山まで足を延ばして同じく鴨沢に下山します。
実施日: 2019年7月20日(土)~21日(日)
集合: 20日午前8時25分 奥多摩駅 (新宿駅発6時46分ホリデー快速おくたま1号が便利です)
行程: 
  20日 JR青梅線・奥多摩駅(8:25集合8:35発)―<路線バス約35分>―鴨沢…小袖乗越…堂所…ブナ坂
    …奥多摩小屋跡…小雲取山(1937m)…雲取山(2017m)…雲取山荘(泊) 歩行約5時間30分
  21日 雲取山荘…雲取山…ブナ坂…七ツ石山(1757m)…七ツ石小屋…小袖乗越…鴨沢
    ―<路線バス約35分>―奥多摩駅(解散) 歩行約4時間
費用: 10,800円*消費税を含む。
なお、雲取山莊宿泊代(1泊2食8,000円)とバス代(ICカード往復1,254円)は含みません。
装備: ザック、軽登山靴、雨具、水筒、昼食2食分等、ハイキングスタイル
備考: 路線バス利用のため、持ってきた荷物は全て背負って歩きます。
   詳細な行程表・装備リストはお申込みの方々にご案内します。
※2019/7/10訂正 申し訳ございませんが実施体制の状況により、一般の方の募集をとり止めました。12月の秋の雲取山調査にて改めて企画いたします。
定員: 20名
申し込み: 住所、氏名、生年月日、自宅電話番号、携帯番号、緊急連絡先、これまでの山歴、山岳保険加入の有無を記載の上、7月10日迄に問い合わせ先へお申込み下さい。
 *個人情報はこの山行に関して以外は利用致しません。

問合わせ: (公社)東京都山岳連盟事務局へメールか電話で
Email: shizen@togakuren.com
電話03-3526-2550(月曜~金曜の午後1時から5時)
〒101-0048千代田区神田司町2-10パークサイドセブン2階

青梅丘陵 赤ぼっこ尾根の春を楽しむ 2019春の自然観察会の写真による速報です。

青梅丘陵 赤ぼっこ尾根の春を楽しむ 2019春の自然観察会の写真による速報です。

2019年4月21日(日曜) 晴れてハイキング日和、奥多摩の入り口の赤ぼっこで自然観察会が行われました。 青梅線の宮ノ原駅に9:00に集合し、3班に分かれてカラスの巣や忙しそうなツバメの飛行から自然観察会が始まりました。イベントのご案内が遅れてしまいましたが、定員近い数の方が参加してくださいました。

今年は花が若干遅れていました。ヤマザクラなどがまだ咲いていてウツギはまだつぼみでした。それでも2週間前の下見の時とは違った花があちこちに現れていました。ウグイスの鳴き声、枯れ木に穴をあけたコゲラの巣、ベニシジミやナナフシモドキも見られました。

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コースは汗をかく程度のちょうどよい山道で、森からのフィトンチッドと山歩きの運動で健康的です。帰りは少し近道をして釜の淵公園で解散になりました。

今回のルートで観察した主な植物
木本
サクラ、ヤマブキ、ミツバツツジ、ウグイスカグラ、ミヤマシキミ、アオキ、ウワミズザクラ などの花
草本
シロバナタンポポ、スミレ類、シュンラン、ニリンソウ、ムラサキケマン、セリバヒエンソウ、ミミガタテンナンショウ、シャガ などの花; ホウチャクソウ などは蕾み; ウバユリ、ヤマユリ などの葉が観察できました。

写真:赤ぼっこ山頂からの展望、天狗岩でのミツバツツジ、エンレイソウ、ナナフシモドキ

2019年度 カタクリパトロールが始まりました

2019年4月13日より、都岳連自然保護委員会の恒例行事カタクリパトロールが始まりました。
前週4月10日に降った雪が多いところでは20センチ以上も残り、カタクリの位置が特定できなかったため、本年度復活を予定した「保護柵」の設置はできませんでした。雪の中から顔を出したバイケイソウの葉株はなかなか見られない光景でした。

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JMSCA自然保護指導員の方々への案内が遅れたため、初日の参加者は10名と少なかったのですが、融雪で足元が悪い中、先行して体験の森より入山し御前山避難小屋にデポしてあった杭やロープ等の資材をチェックしてくれたメンバーと合流しました。
ここより1.大ダワ方面、2.体験の森内、3.御前山山頂~惣岳山山頂~大ブナ尾根~サス沢山~奥多摩湖、4.惣岳山~ソーヤの丸デッコ巻道~小河内峠~月夜見駐車場をパトロールし、カタクリ保護を訴える看板や立札を取り付けるとともに雪の解けた箇所での花株の分布調査や定点観測を行いました。

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4月6日に入山した時には見られなかった活動の広場下の登山道や御前山と惣岳山の鞍部、ソーヤの丸デッコ巻道等でカタクリの花がみられ、大ブナ尾根の花株も増えていました。なお、いずれの花も小ぶりの印象です。
また、例年は観察されない奥多摩湖方面サス沢山近く標高1,000m付近まで、まだらながら小さな花株や片葉が見られ、これも温暖化の影響か生育地の下降、分散化はさらに進んでいるようです。

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5月11日(土)には看板等の撤収作業を行いますので、自然保護指導員の皆様のご協力をお願いします。
また、それまでの期間も引き続きカタクリ分布調査に是非ご参加ください。
ゴールデンウイークの長いお休み、多くの方々に御前山に登って頂きカタクリを愛でて頂きたいと思います。